自分と世界へ挑戦、海外豚肉パッカー日本事務所が人材を募集/ジャパンオフィス・コエクサマックスアグロジャパン

〈TPP11・日欧EPA発効を見据え業務拡大へ〉
スペインの大手豚肉パッカー、グループホルヘ社と、チリの主要豚肉パッカーであるコエクサ社およびマックスアグロ社の日本事務所であるジャパンオフィス(株)、コエクサマックスアグロジャパン(株)(東京都中央区、小野孝博代表取締役)は、顧客満足度とサービスのさらなる向上を目指して、海外駐在員と営業職を増員する。

日本市場への販路拡大を狙う現地パッカーの要請を受けて、2007年10月に事業を開始、今年で11年目を迎え新たな飛躍を目指している両社。設立以来、日本の大手食品企業を中心に冷凍豚肉の輸出販売を中心とした事業を展開してきた。

こうしたなか、国内の食品業界では人手不足の問題やマーケット環境の変化を受けて、輸入冷凍豚肉についても従来の加工原料に止まらず、スライス商品などの一次加工品のニーズが年々増えつつある。そのため、駐在員による現地での検品を強化する必要があること、さらに日欧EPAやTPP11発効も見据え、営業職を増員する必要があることから、今回の人材募集に踏み切った。

具体的な業務は、日本事務所で貿易業務を担当(1~3年)、その後、海外工場で駐在業務を担当(5年)、そして帰国後は営業職として海外工場と日本の顧客の契約交渉を担当するなど、キャリアを積んでいく流れだ。スペインおよびチリの豚肉について日本の顧客に正確な情報を伝え、また日本のユーザーからの要望も的確かつ迅速に生産現場に伝えていくコミュニケーション力が求められるものの、大きな達成感も生まれる仕事だ。

学歴および業界経験も不問で、海外での生活や、食肉をはじめ食への関心が高い人に向いている仕事といえる。日常会話レベルの英語力は必須だが、気になる両国の公用語であるスペイン語に関しては、スペイン語学校への費用も支給されるなど万全のサポート体制を講じている。

今回の募集について小野孝博代表取締役は、「駐在員は、現場で活躍するために、語学力以上にコミュニケーション力が必要。文化の異なる地で分かり合うことは簡単ではないが、共通の目標を達成するために本音でぶつかり合える人を探している」と、畜産・食肉業界をはじめ新たなチャレンジをしたい人など、食品・飲料業界から広く人材を募集している。

9月18日と19日には午後7時から、会社説明会も実施する。問合せは電話で、会社説明会申し込み番号(03-3661-8171)まで。

〈畜産日報 2018年9月10日付より〉