農水省によると、中国政府は11月15日までに四川省の農場でアフリカ豚コレラ(ASF)が発生したと発表した(47例目)。16日には吉林省で野生イノシシ(48例目)、吉林省の農場(49例目)でASFが発生し、17日までには江西省の農場、雲南省のと畜場、四川省の農場(50例目)、上海市の農場(51例目)でも発生したと発表した。四川省、上海市での発生は初となり、発生地域が拡大している。

四川省の農場(宜賓市高県)では40頭を飼養し、16頭が症状を呈し、10頭が死亡した。吉林省では死亡していた野生イノシシ1頭を発見した。雲南省の農場(昭通市威信県)では1頭を飼養、1頭が症状を呈し、死亡した。江西省の農場(上饒市鄱陽県)では150頭を飼養し、10頭が症状を呈し、全頭が死亡した。雲南省のと畜場(省昆明市呈貢区)では、と畜を待つ348頭、四川省の農場(成都市新津県)では110頭を飼養し、27頭が症状を呈し、13頭が死亡した。上海市の農場(金山区)では314頭を飼養し、50頭が症状を呈し、11頭が死亡した。

中国当局では防疫技術規範、緊急対応案に従い、現地に指揮団を派遣し、発生地の封鎖、豚のとう汰、無害化処理、消毒など全ての豚及び感受性動物、畜産物の封鎖区域への出入禁止などの措置を講じている。国家林草局は吉林省に、指揮団を派遣し、周辺農場のサーベイランス、消毒、放し飼いの禁止などの措置を講じ、当該地域における野生イノシシの調査を実施している。

中国でのASF発生は3直轄市15省1区84カ所(74農場、3施設、6村)となり、84カ所のうち7省24カ所で封鎖が解除されている。豚の殺処分頭数は14万4,900頭となっている。

〈畜産日報 2018年11月20日付より〉