福留ハムは21日、広島市西区の広島支社で国内牛展示即売会・年末商品商談会(秋のプレゼンテーション)を開催した。会場では、歳暮ギフト、(「花ソーセージ」にまつわるエピソード作文で応募する)懸賞作品募集、受験生応援、新ブランド「昴(すばる)」シリーズ商品、年末おすすめ商品、焼豚、デリカ商材、業務用、食肉の各コーナーにエリア分けして商品・ブランドを紹介。今期の秋の商談会は広島会場のほか、熊本、佐賀、岡山の計4会場で開催している。

「昴」ブランドコーナーでは、既存の主力アイテム「JAS特級あらびきポークウインナー」と「お料理マイスターあらびきウインナー」にブランドロゴをつけて12月1日から順次展開していくことを紹介。同ブランドは、「来年3月に迎える創業100周年から先、次の100年に必要な統一ブランドとして展開する」(中島修治社長)考えで、将来的には50~60アイテムをブランド化する計画。年末おすすめ商品コーナーでは、国産豚もも肉を使った「ロマンティック街道アイスバイン(骨付き)」を好みの野菜と一緒に煮込むポトフメニューでの利用を提案したほか、国産牛肉を原料に使用した「ローストビーフ」を紹介。焼豚コーナーでは「焼豚 炙り焼き鶏(くまモン)」、「豚とろあぶり焼豚」などを訴求した。デリカ商材コーナーでは好調に推移している「肉厚ハンバーグ」シリーズに加え、鶏肉を使った総菜アイテムとして「鶏さつま揚げ(プレーン・ごぼう入り)」、炒めるだけで手軽に調理できるキット商品「九州産ささみとアスパラ炒め」などの提案を行った。とくに「九州産ささみとアスパラ炒め」は自社で製造するやさしい味わいのホワイトソースが好評だという。

業務用コーナーでは、定番の「花ソーセージロング」、「ロースハムスライス」のほか、国産牛肉を使った「ローストビーフ」、クセになる味わいの「餃子風ソーセージ」、根強い人気の「ブラートヴルスト」などを紹介した。食肉コーナーでは、高質タイプのアメリカ産チルドポーク「コンフリーファームプライムポーク」、カナダ産の「大麦仕上三元豚」、オーストラリア産ビーフ「ディーズ・サーティファイド・アンガス」、トルコのHasTavuk社の鶏もも肉などの輸入食肉のほか、自然豊かな北広島町のささゆりファームで肥育した「ささゆりポーク」などを紹介した。
国産牛肉を使った「ローストビーフ」

国産牛肉を使った「ローストビーフ」

〈今後は業務用商品の比率を高めていく—福留ハム・中島社長〉
中島修治社長は「昴」ブランドの立ち上げについて、「今後、岡山工場が完成し、さらに東へ新たな開拓をしていくために、言葉の意味や響きから『昴』ブランドが良いと考えた。主に中高級品を『昴』ブランド化していく。価格訴求品などは『昴』ブランドとはしない」と語った。また、「『昴』ブランドは新生・福留ハムの統一ブランドとして展開し、従来の商品ブランドも引き続き(前面に)打ち出していく」と展開方法を説明した。
 
また、今後の方向性について、「業務用商品の比率を高めていき、今の金額から倍増を目指す」と語った。現在、岡山営業所横に建設中の岡山工場について、「順調に工事が進んでいる。来年4月以降の早い時期には立ち上げたい。主な製造品目はウインナー、ハンバーグ類で、工場名を『昴工場』とする」と述べた。
 
〈畜産日報 2018年11月22日付より〉