農研機構はこのほど、同機構畜産研究部門で飼養していた雄のクローン牛「第2隼人」が死亡した、と発表した。

第2隼人は1998年9月に誕生。黒毛和種雄牛の耳の線維芽細胞から生産された世界で2例目の体細胞クローン種雄牛として、これまで同機構畜産研究部門で飼養されていたが、1月17日に老衰によって死亡した。

健康に生まれ育った第2隼人は、試験用の種雄牛として利用され、人工授精により第2隼人の産子が5頭生産された。そのうち3頭は肥育試験に供され、一般牛と同等の産肉成績を示した。なお、これらの牛肉は、食肉としては流通していないとしている。

20歳4カ月まで生きた第2隼人は、雄のクローン牛としては世界最高齢となり、クローン牛が短命とは限らないことを実証した。

〈畜産日報 2019年2月8日付〉