日本市場の輸入豚肉で初のiTi三ツ星獲得、メープルリーフフーズ「大麦仕立三元豚」

〈徹底したおいしさ・品質・皮はぎにこだわり品質を追求〉
メープルリーフフーズがレスブリッジ工場(カナダ・アルバータ州)で生産する「大麦仕上三元豚」が、国際味覚審査のiTiで日本市場における輸入豚肉では初めて、最上位評価の三ツ星を獲得した、と発表した。iTiは昨年度まではiTQiの名称で行われていた審査が、評価・審査の焦点をより一層「味」に特化し、今年度からiTiと名称を変更したもの。なお同商品は昨年度のiTQiで二ツ星を獲得していた。

iTiの審査団は、ヨーロッパで権威のある調理師協会やソムリエ協会に所属、英国王室やフランス大統領の専属シェフなども務めるシェフ・ソムリエ200人以上で構成され、審査は商品の特定を防ぐためにパッケージを外し、ブラインドテストによって採点する。味、香り、食感、見た目、第一印象の5項目を各100点満点で採点し、総合評価で90点以上を三ツ星(極めて優秀)、80点以上90点未満を二ツ星(特記に値する)、70点以上80点未満を一ツ星(おいしい)の3段階で優秀味覚賞が贈られる。

今回の審査で「大麦仕立三元豚」は5項目全てで90点以上の評価を受け、総合点では基準を大きく上回る95点を獲得し、第一線で活躍するシェフの舌をも納得させるおいしさが極めて秀でている証明となった。

レスブリッジ工場は日本向け工場として操業当時から、徹底したおいしさ・品質にこだわり、品質面を追求して「皮はぎ」にこだわっている。同社は三ツ星獲得について「こだわりを一切妥協することなく追求し続けた取組が、今回の三ツ星獲得につながった。一流シェフから『極めておいしい』と太鼓判をもらえた意義は大きく、工場にとっても大きな励みとなる。厳しい競争にさらされている日本市場でもこれからも『おいしい』製品を提供できるように努力を続けていきたい」とコメントしている。

〈畜産日報 2019年6月6日付〉