伊藤ハム 大豆ミート「まるでお肉!」シリーズ提案、家族の朝食向けには「朝のフレッシュ あらびきウインナー」/2020年春の新商品商談会

伊藤ハム 大豆ミート「まるでお肉!」シリーズ
伊藤ハムグループは1月29日、兵庫県西宮市内の本社で「春の新商品商談会」を開催した。同日、商品説明会を行い、米田雅行常務取締役加工食品事業本部事業本部長、春名公喜執行役員加工食品事業本部事業戦略統括部部長兼マーケティング部部長、入江茂雄加工食品事業本部事業戦略統括部マーケティング部家庭用企画室室長らが出席した。
右から米田常務、春名部長

右から米田常務、春名部長

今春は新商品53品(ハム・ソー21品、調理食品32品)、リニューアル67品(ハム・ソー32品、調理食品35品)を投入。「働き方改革による生活の変化」「世帯・家族の変化」「意識の高い生活者向け」の3つのキーワードに対応した商品をそろえている。
 
「働き方改革による生活の変化」では、働き方改革に伴い家庭での時間が増えることに対して、家族がそろった朝食シーンに利用するアイテムとして「朝のフレッシュ あらびきウインナー」を提案。

伊藤ハム「朝のフレッシュ あらびきウインナー」

伊藤ハム「朝のフレッシュ あらびきウインナー」

「意識の高い生活者向け」では、世界で注目されている代替肉市場に向けて大豆ミート商品「まるでお肉!」シリーズからハンバーグやソーセージなど8品を発売する。
 
春名部長は新商品の戦略について、「生活者視点、売り場視点でという基本的な考えは変わっていない」と説明し、直近の市場について、「増税以降、色々なデータを見ていると少し消費者の財布のひもが固くなっており、目的買いをすることが多くなっている。また、外食から家庭内で食事をすることが増えてきている。このほか、時間を大切にする、時間を買う意識が高まっている」と分析。
 
今春は、「ブランドと調理食品のラインアップを強化する中で、ブランド戦略に取り組みながら商品力を強化する。間口を広げ、外食から家庭内での食事にシフトした消費者をしっかりと取り込んでいく。時短、簡便、ロングライフ、SDGsの価値意識が高まっているので、そこに向けた商品展開を考えている」と3点に注力することを述べた。
 
〈畜産日報 2020年1月31日付〉