〈通常品の約1.5倍のボリュームとなる3~4人前の「中華名菜」大皿スタイル発売〉
日本ハムは8月17日、大阪市内の本社で2020年秋冬新商品・販促説明会を開催した。小村勝加工事業本部マーケティング推進部長、五反田光同商品統括事業部デリ商品部長、中村雄介同マーケティング推進部マネージャーらが出席して、新商品・リニューアル品の紹介や秋冬に向けた販促の説明を行った。今秋の新商品はハム・ソーセージ2品(昨年は15品)、デリ商品18品(同20品)の計20品を投入する。

今秋の取り組みとして、ハム・ソーでは主力の「シャウエッセン」ブランドのラインアップを強化している。昨年8月から秋冬シーズン限定で展開していた「シャウエッセン チェダー&カマンベール」の発売を再開。また、今春に発売した「シャウBACORON(ベーコロン)」から、「ブロック」と使い切りができる「3パック」の料理素材として利用しやすいアイテムを投入する。

また、同ブランドでは今月から、「この音が、私を笑顔にしてくれる」をキャッチコピーに掲げるテレビCMを放映。「シャウエッセン」のヘビーユーザーである50歳以上をターゲットに、テーマ曲にはエルヴィス・プレスリーの名曲「Can't HelpFalling in Love(好きにならずにはいられない)」を使用している。
日本ハム「中華名菜 八宝菜」「中華名菜 酢豚」

日本ハム「中華名菜 八宝菜」「中華名菜 酢豚」

 
同シリーズは発売から25年以上経っていることから、ユーザーの高齢化が課題であったが、緊急事態宣言以降、今まで利用の少なかった30~40代ユーザーの購入金額が大きく上昇している。今回、30~40代をメーンターゲットとする新商品の投入でシリーズ全体の底上げを図っていく。
 
また、昨年秋から展開を開始したチルドハンバーグの「HAMBURGMUSEUM(ハンバーグ ミュージアム)」シリーズをリニューアルして、「Bistro Museum(ビストロ ミュージアム)」シリーズとして展開。トレーのまま電子レンジで調理ができる特徴はそのままに、「ポークジンジャー」「バターチキンカレー」「ビーフシチュー」の3品を発売する。
 
〈内食需要の増加でハム・ソーではほとんどのカテゴリーが2ケタ以上の伸び〉
小村部長は第1四半期(20年4~6月)の状況について「内食需要が大きく伸長している。昼食を自宅で摂る回数が非常に増えていることや家飲みの増加などもあって、とくに昼食と夕食が伸びている。それによってハム・ソーでは、SMで扱うほとんどのカテゴリーが2ケタ以上の伸びとなっている」と振り返った。
 
カテゴリー別で見ると、「ハム・ソーでは非常にウインナーが伸びており、『シャウエッセン』も大きく伸長している。とくに500g以上の大袋といわれるボリュームパックが伸びている。加工食品では昼食時の子ども向けアイテムの需要が増えたことで、ピザ、ハンバーグ、チキンナゲットが大きく伸びた。このほか、『中華名菜』も大きく伸長している」と説明した。
 
「第1四半期は、3食とも自宅で食べるから1食の調理に時間をかけることができないので時短がよい、外食で食べていたものを家で食べたいなど様々なニーズが出てきた。また、健康志向や生活防衛意識、手間のかかるメニューを調理してみようといった動きなどもある。このことから、今回の新商品では多方面の考えで商品開発に取り組んでいる。秋冬新商品ではデリは例年通りのアイテム数だが、ハム・ソーは商品を絞り込んでいる」と新商品・リニューアル品の方向性を語った。
 
〈畜産日報2020年8月19日付〉