スターゼンは、同社のホームページ上で、ローマイヤ、楽天市場、amazon(アマゾン)、Paypayモール、Wowma!の5つのオンラインショップを展開している。

今回、楽天市場でMLA豪州食肉家畜生産者事業団が実施した「今年のバービーはオージー・ビーフに決まり!」(クーポンキャンペーン、4月16日〜4月28日)では、スターゼンオリジナルブランド長期穀物肥育牛「麦黒牛」のサーロインステーキ200g、肩ロースステーキ200g、モモステーキ200g、バラ焼肉200g、モモ焼肉200gなどを販売した。期間中、早い者勝ちで最大800円オフのクーポンが配布された。

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楽天市場のキャンペーンページでは、商品の画像・価格だけではなく、麦黒牛ブランドについて、100%ブラック・アンガス種に限定していること、指定肥育場・指定工場で一元管理していること、フィードロットで200日以上の長期穀物肥育を行っていること、高い品質を維持するために丁寧な加工と鮮度管理を行っているなど、その特徴を紹介している。

さらに、伸び縮みするフィルムで真空包装(スキンパック)することで形を維持したまま包装、お肉が酸素に触れることを防ぎ劣化しにくくなること、真空包装のため冷凍庫の幅も取らないことを説明している。その他、肉色の変化、おいしいステーキの焼き方など、ネットの特性を活かし豊富な情報を掲載している。

ここでは、スターゼングループのネット販売の現状を北島諭スターゼン営業本部営業統括部加工食品販売部部長に聞いた。

――この1年間の販売状況は

ネット販売は食肉加工品、食肉とも、偏ることなく大きく伸びた。コロナの影響を受けて特に冷凍の食肉スライス、冷凍のハンバーグ、ローストビーフやミールキットといった加工品が好調だった。冷凍の食肉スライス関係では、牛バラスライス、豚バラスライス、牛ホルモンのIQFなどが前期に比べ大きく伸びた。生肉も、外出を自粛する人が増えたことでネットでの購入機会が増え、スターゼンのプロセスセンターで加工するスライスやポーションカット商品が伸びている。スターゼンのネット通販全体では売上高はこの1年で倍増している。

プロセスセンターで商品化したスキンパック商品は、ネットで評価をいただいている。アマゾン、楽天ではスキンパックした豪州産「麦黒牛」の販売を開始した。今回の楽天市場のフェアでも順調に販売が進む。スキンパックにすることで、冷凍ストックする消費者の方が冷凍庫でスペースを取らないなど使い勝手がいいとの評価をいただいている。見た目も良く、さらにネット上では、商品の特徴などのアピールを消費者に伝えやすいといった利点もある。

ここにきて特に目立つ商品は、福袋などの商品群となる。在宅需要で、外で食べる機会が減る中で、バラエティーに富んだ商品が一つのセットで買えるのが評価されている。定期的にセットのアイテムを入れ替えることでリピーターに繋げる取り組みを行っている。またネット限定商品が受けており、福袋とともに、大容量のローストビーフやベーコンなどが売れる。精肉については、例えば麦黒牛などのスキンパックの販売はスターゼンのプロセスセンター無くしてはできず、当社ならではの取り組みができている。

――2021年の見通しは

2020年はコロナによって大幅に伸長したが、まだまだ伸びる余地があると見立てて取り組みを行っている。新型コロナがある程度収まってもネット販売の需要は残るとみている。今回のコロナをきっかけに、ネット販売の便利さが認知されていると思う。商品開発は日々進めており、どうネットで取り組めるかを考えて進めている。

スターゼンはネット販売について2012年から、食肉加工品、ハムソー関係とローストビーフ、ハンバーグを主要商品として扱い、それに、選べるセットなどを導入して販売してきた。そこに2020年からは、コロナの影響もあり食肉の需要が伸びている。当社としても、ここはさらに強化していきたい。プロセスセンターで作っているミールキット、これは生肉と野菜、タレを合わせたキットだが、こちらも好調だ。各カテゴリーでしっかり販売し全体でネット販売の量と売り上げを増やしていく。いずれにしても、家で過ごす時間が長くなる中で、そこに向けた商品を提案していく。

◆スターゼンホームページ

〈畜産日報2021年4月30日付〉