JAグループの岐阜アグリフーズ(本社:岐阜県山県市、藤井里樹社長)は、同社が発売する岐阜県産「奥美濃古地鶏 むね肉」と国産「清流美どり むね肉」で、機能性表示食品の届出が受理されたことを積極的にアピールしている。
岐阜市内で開かれた記者発表会(岐阜アグリフーズ、2020年11月)

岐阜市内で開かれた記者発表会(岐阜アグリフーズ、2020年11月)

2020年12月に消費者庁から機能性表示食品として届出が受理された商品。現在、岐阜県および愛知県内の一部スーパーやアグリフーズのECサイト「Agri & Delicious」で販売している。
 
消費者庁への届出表示は両品ともに「本品にはイミダゾールジペプチドが含まれます。イミダゾールジペプチドには、日常生活での一時的な疲労感を軽減する機能があることが報告されています」。
 
奥美濃古地鶏の基である「岐阜地鶏」は、高山市位山に伝承されている「天の岩戸伝説」に登場する「常世の長鳴鶏」を祖先とすると解釈されている。この岐阜地鶏を父系に県養鶏試験場が4年の歳月をかけ、1992年に「奥美濃古地鶏」を開発した。
 
「奥美濃古地鶏」は、岐阜地鶏の改良種にロードアイランドレッド交配種を交配。28日齢以降は1平方メートル当たりの飼育羽数は10羽以下の平飼いで、飼育期間75日以上で育てられている。この「奥美濃古地鶏 むね肉」は1992年の発売。以来、28年にわたって主に中部圏で、延べ364万羽の販売実績を誇っている。ヒナからの全飼育期間において抗生物質や抗菌製剤投与せず、飼料にも一切添加しない「無薬飼育」で育てているのが特徴だ。
 
「清流美どり」も、抗生物質や抗菌製剤を使用せず、1平方メートル当たりの飼育羽数が16羽以下の平飼いで、飼育期間45日以上で育てられている。「清流美どり むね肉」は、2003年以来、約17年にわたり主に中部圏で延べ3,099万羽の販売実績を有している。
 
〈レシピ提案やスライス、皮なし商品を展開へ〉
アグリフーズによると、近年、むね肉のイミダゾールジペプチドが話題になり始めたこともあり、機能性表示食品の届出を行ったという。届出に際して、イミダゾールジペプチドの含有量をより正確に把握するため、さまざまな検体(加熱調理後、凍結保存後の検体も含む)による含有量分析を合計14回も実施したという。
 
今後の販売戦略については、毎日継続して食べることができるレシピ提案や、簡単に調理できるよう「スライス」(発売中)や皮を取り除いた「皮なし」商品の販売の準備を進めているという。アグリフーズでは「アスリートにも広く継続的に食べてもらうことで、2024年パリオリンピックでも良い成績を出してもらえれば」などとコメントしている。
 
◆岐阜アグリフーズオンラインショップ「Agri & Delicious 」
 
〈畜産日報2022年1月19日付〉