二葉「南港冷凍物流センター2期棟」竣工式、予冷終え同日から稼働開始、関西エリアの物流円滑化に取組む

二葉「南港冷凍物流センター2期棟」
〈1期棟と合わせ設備能力5.2万tに〉
総合物流サービス企業の二葉は3月18日、大阪市住之江区に建設していた「南港冷凍物流センター2期棟」の竣工式を行った。すでに予冷を終え、同日、稼働を開始した。2020年9月1日に着工したもの。

南港冷凍物流センター2期棟は汎用性を重視した構造に免震機能など最新鋭のハードを備え、立地・荷捌き能力・エネルギー効率といった倉庫としての基本性能のみならず、セキュリティ・衛生管理といったフードディフェンスもエリアトップクラスとなる。連結する1期棟と合わせた合計5万2千tのスケールを活かし、関西エリアの物流の円滑化、顧客利便性の向上に引き続き取り組んでいく。

2023年2月開業予定の東扇島冷凍物流センター3号棟を合わせるとグループ合計30万5千tのスケールとなる。同社では、「2024年に迎える創業100周年に向け更なる成長への基盤を構築し、顧客ニーズに応えていく」としている。

南港冷凍物流センターは、南港CY(コンテナヤード)から10km、夢洲CYから20km、フェリーターミナルまで車で10分、高速南港北ICまで車で5分と、好条件の立地が特徴。1階は奥行き16mのゆとりある荷捌き場で入出庫エリアをゾーニング、バース20台(2棟合計36台)、垂直搬送機6台(2棟合計11台)と、効率的な荷捌き機能を持つ。保管部屋を細かく分割することで、保管する商品に応じて最適な温度帯管理が可能。

衛生管理では、温度管理可能な検品室を4室完備(2棟合計8室完備)、1階荷捌き場に陽圧システムを導入し、安定した温度管理と虫やほこりの侵入を抑制している。

また、地震災害に対しては、1期棟同様に南海トラフ大地震を想定し免震構造を採用、津波の高さを考慮し、重要設備機器を2階以上に配置。建物の安全性を向上させ、地震時でも倉庫・保管商品への影響を最小限にとどめることで事業継続を可能にするなど安全性の向上に努めている。

1期棟同様にAEO制度の特定保税承認者を2期棟も取得。侵入監視システム・出入管理システム等による徹底した管理を実行し、コンプライアンスとセキュリティ管理体制を確立している。さらに、自然環境への配慮として、冷凍機は冷蔵庫・荷捌き場共に自然冷媒を採用、エネルギー消費量低減を図るためLED照明など省エネ機器を積極採用した。

〈南港冷凍物流センター2期棟の概要〉
▽所在地=大阪府大阪市住之江区南港中八丁目6番30号
▽敷地面積=16,235.88平方メートル(4,911坪、1期棟と2期棟合計)
▽構造設備=基礎免震構造鉄筋コンクリート造一部鉄骨造、CO2/NH3自然冷媒システム採用
▽設備能力=26,230t(C&F級9,391t・F級16,839t)、1期棟25,788t・2棟合計52,018t
▽施設仕様=40室(C&F級16室・F級24室)、5階建て、1期棟40室(C級8室・C&F級6室・F級26室)・2棟合計80室
▽バース=20台(全てエアシェルター完備)、1期棟16台・2棟合計36台
▽設計会社=横河建築設計事務所
▽施工会社=大林組
▽冷設会社=三菱重工冷熱

〈畜産日報2022年3月22日付〉