オハヨー乳業「ロイテリヨーグルト」販売エリア全国へ拡大、口内フローラに着目した機能性表示食品

オハヨー乳業「ロイテリヨーグルト」
オハヨー乳業は、日本で初めて口内フローラに着目した機能性表示食品「ロイテリヨーグルト」の販売エリアを、3月5日から全国へ拡大する。18年春の全国拡大予定を1年先送りし満を持しての投入となる。

「ロイテリヨーグルト」は17年9月に関東エリア1都8県で発売。機能性表示は「本品にはロイテリ菌(L.reuteri DSM 17938株)が含まれます。口腔内フローラを良好にするL.reuteri DSM 17938株は歯ぐきを丈夫で健康に保つ機能が報告されています」。最も人口の多い関東圏で、売れているエリアと売れていないエリアとで差が出てきたことや、ロイテリ菌の認知を広めるのに時間がかかることなどを理由に、18年春の全国エリア拡大を踏みとどまり、まずは関東圏での徹底育成に1年注力した。テレビCMや東京・表参道でのイベント、ヘルスケアイベントへの参加、歯科医師を対象としたセミナー、街頭での大規模サンプリングなどを積極的に展開し、ロイテリ菌の認知率はじわじわと上昇、量販店への配荷も上がり「いよいよ全国エリアへ広げられるタイミングがきた」(オハヨー乳業)と、満を持してこの春エリア拡大する。

ロイテリ菌の認知が進んだ最大の理由は、健康志向の高まりとともに、健康寿命の延伸と深く関わるとされる口腔内の健康、口内フローラにも気を使う人が増えてきたこと。「現在の主な購入者は50代女性。夫や家族のため、自分のために購入していると思われ、関東圏では手ごたえを得ている」(オハヨー乳業)。この販売実績をもとに販売エリアを全国へ拡大し、店頭で長く根付く商品に育て上げる考えだ。

全国エリア拡大に合わせ、配合はそのままに味わいとパッケージをリニューアル。味わいはよりスッキリに仕上げ、パッケージは視認性が高いデザインへ変更した。110g、税別150円。

3月以降は各地でサンプリングやイベントを行うなど、トライアル購入を促す。関東圏での認知率、販売実績をもってエリア拡大でどこまで大きい商材へ育て上げられるか注目だ。