明治は、同社カマンベールチーズシリーズ14年ぶりの新種となる「明治北海道十勝カマンベールチーズ燻製」(くんせい)を、10月1日から全国発売する。量産型の燻製カマンベール製品は国内初。

着想から9年、「明治北海道十勝カマンベールチーズ」を“まろやか燻煙製法”(特許出願中)で燻製した、おつまみに適したナチュラルチーズ。国内のカマンベールチーズ市場(約175億円)の更なる拡大に、同カテゴリーのシェアトップ企業として意欲的に取り組んでいく。

「十勝カマンベールは日本人の味覚に合わせたまろやかな味作りをしているので、これと風味的に合うのは強い味よりやわらかい感じの味わいではないかと検討を進める中で、スモークに行き着いた」(明治 童子秀己常務マーケティング本部長)。

「明治北海道十勝カマンベールチーズ」シリーズは現在、プレーンのホールタイプ、切れてるタイプ、ブラックペッパー入り切れてるタイプの3品で、4品目は色物(フレーバー)展開で広げるのではなく、独自性にこだわり開発に着手。燻製カマンベールは、小規模のチーズ工房で作られた製品はあるが、量産型のものは国内にはなく、カマンベール増産に向けた新工場(北海道十勝)建設計画と同時並行で検討が進み、同施設に燻煙設備を新たに導入し製品化が実現した。

燻製方法は、現在市販されるスモークチーズの大半が燻製液を使ったものであることに対し、明治はチップで燻煙する製法にこだわり、ブナのチップを使用した低温短時間燻製(冷燻法)による、まろやかな味わいと優しい燻煙香の絶妙なバランスを両立、おつまみ向けに仕上げた。
「明治北海道十勝カマンベールチーズ」シリーズ

内容量90g・税別650円で、特売含め店頭売価はプレーンのホールタイプより100円、切れてるタイプより50円高いイメージとなる。主要ターゲットは40代以上。食シーンは既存品が家族向けや料理への活用を狙うのに対し、燻製カマンベールは自分用のおつまみシーンを狙っていく。
 
新登場の告知ついては、テレビCM、Web、SNS施策、店頭の試食販売で展開する。
 
なおカマンベールは、認知症予防効果がテレビ番組で紹介され爆発的に売れ出した2016年度以降、毎年飛躍的に伸び続けており、健康機能を理由に新たにユーザーになった中高年層がカマンベール市場を支えている。また、若者の間でも、昨今のBBQ人気、燻製がコンセプトの店やバーの登場などで、自宅でも燻製を楽しむ人が増え、燻製チーズの市場も8年前と比べ約90%増加(2018年度は約40億円)している。

「カマンベールチーズ市場規模(SCI金額ベース)」/明治資料

「カマンベールチーズ市場規模(SCI金額ベース)」/明治資料