アイス「不二家ミルキーモナカ」発売、“どこを食べてもミルキー風味”/赤城乳業

赤城乳業「不二家ミルキーモナカ」
赤城乳業は3月30日、不二家との共同開発商品「不二家ミルキーモナカ」を全国で発売する。100ml、税別140円。種類別はアイスミルク。

「不二家ミルキーモナカ」は、不二家「ミルキー」をイメージして開発したアイスモナカ。ミルキー風味のれん乳をモナカ・アイス・ソースの全てのパーツに配合し、ミルキーの風味やミルクのコクを味わえる。

不二家製のミルキー風味の練乳をソースには25%配合、アイスには15%配合し生クリームも加えている。モナカは白っぽく焼き上げて「ミルキー」のイメージに近づけ、しっとり食感で「どこを食べても味わえるミルキー風味」に仕上げた。商品デザインはペコちゃん柄の3パターン。

赤城乳業「不二家ミルキーモナカ」の構造

赤城乳業「不二家ミルキーモナカ」の構造

赤城乳業は不二家との共同開発に数年前から取り組んでいる。2019年は6月に発売した「不二家ミルキーアイスバー」が導入コンビニで売り上げ上位に入るなど、「不二家のロングセラーブランドを使ったアイスの販売は好調」(赤城乳業)だという。
 
今回の「不二家ミルキーモナカ」は、キャンディ「不二家ミルキー」が、他のキャンディと比べ50代以上の購入割合が高いこと、またモナカアイスも他の形態のアイスと比べ50代以上の購入が多いこと、つまり購入者層の共通点に着目し開発。ターゲットは50代以上男女に加え、不二家ミルキーのメイン購入者の40代以上女性としている。
 
赤城乳業は、「ガリガリ君」1本入りバータイプで70円、100円、140円の各価格帯で展開し、ターゲットを的確に取り込む世代別ターゲティングに強みがある。今回の「不二家ミルキーモナカ」も、安定したおいしさのアイスに留まらず、世代に合わせたブランドとアイス形状という観点から売れ行き動向をみると面白そうだ。