ラインアップは「SYO‐YUラーメン」「SEAFOODラーメン」「TONKOTSUラーメン」の3品。3月27日に全国発売。180円(税別)。「新規参入が非常に難しい」タテ型カップ麺市場に新規参入。その中、新ブランドを立ち上げ、発売16日で累計出荷1000万食(小売価格ベースで18億円)を達成した。

2016年5月頃から企画に着手。独自の製麺技術を使用しており、「SYO‐YU」と「SEAFOOD」は“つやもち製法”、「TONKOTSU」は“ノンスチーム製法”で製造。揚げ油にはパーム油にラードを加え本格感のある味わいを追求した。スープは王道感のある味に仕上げ、具材もフレーバーとの相性のよい組み合わせを採用。容器は口の部分は丸で、底に向かうにつれ四角い形を採用。これまでのタテ型カップ麺よりも持ちやすい形状に仕上げた。パッケージにはフィルム印刷を採用。「Q」を蓋にも胴にもあしらい、機能性とデザイン性を両立させた。
東洋水産常務取締役 沖斉氏

東洋水産常務取締役 沖斉氏

発売前から取引先に商品説明会を開くなど、普通の新商品とは違う意気込みで進めてきた。引くに引けないという気持ちで取り組んできた中、こうした賞をいただけたことは感慨深い思いだ。

今の若者は勉強に部活にアルバイトと忙しい。また、スマホやSNSと生活環境も変化している。そうした環境の中で日々頑張る彼ら、彼女らを応援するカップ麺を開発した。

プロモーションではテレビCMキャラクターに松本人志さんを起用。現在は「九重部屋篇」を展開している。また、6月から「QTTA エールプロジェクト」を始動。SNSの活用など消費者とのコミュニケーションに積極的に取り組んでいる。

これらの取り組みで、認知率は期待しているところまで来た。かなりのお客さまに「QTTA」を知っていただき、投資に対するリターンが返ってきている。9月からの新バージョンのCMも手応えを感じている。また、10月からは期間限定で「麺10%増量」の商品を投入した。来年に向けて新商品の企画も進めている。年度末には1周年を迎える。2年目に向けた大きな山を越えていきたい。

商品設計、プロモーションに手応えを感じているが、まだまだこれから。長く愛される商品に育てていく。20年、30年先を見据えて進んでいきたい。

〈食品産業新聞2017年12月4日付より〉