大神神社で「三輪素麺感謝祭」 猛暑で好調、次シーズンは増産へ

奈良県三輪素麺工業協同組合(奈良県桜井市、池側義嗣理事長)と奈良県三輪素麺販売協議会(池田利一会長)は去る8月29日、大神神社で「三輪素麺感謝祭」を開催し、生産者や販売者などの関係者が参加した。神事が執り行われ、保存会メンバーによる「三輪素麺掛歌」が奉納された。直会では6月に開催された品評会で優秀な成績をおさめた5人が発表され、表彰された。

直会で池側理事長は「今年は異常気象で災害も多かったが、5月から暑い日が続き、出足は好調、6月には滞ったが、梅雨明けと同時に猛暑となり、全体で前年増となった。善戦したが、安定した需要の回復にはなっていない。そうめんサミットや大阪市内でのサンプリングなどイベントに取り組んだ。今後も拡販に向けたイベントでPRしていきた。特に品質向上に向けた取り組みとして、HACCPの講習会を開催している。一致団結して難題に取り組んでいきたい」と語った。また、次シーズンの生産計画として、前年より2~3万箱の増産を計画していると語った。

〈食品産業新聞 2018年9月13日付より〉