(一財)日本穀物検定協会(井出道雄会長、伊藤健一理事長)は23日、平成28年産米の食味ランキングを発表した。対象は141産地品種銘柄(27年産139銘柄、26年産133銘柄、25年産131銘柄)で、最高ランク「特A」にランクインしたのは44銘柄。前年産を2銘柄下回り、特A獲得銘柄数最多記録の連続更新は5年で途切れた。だが28年産の特Aは銘柄数こそ前年並みにとどまったものの、顔ぶれが大きく入れ替わっており(ランクアップ13銘柄、ランクダウン16銘柄、新規2銘柄)、また「A」以上の獲得銘柄数は対象の87%にあたる123銘柄で過去最大。逆にBランク以下は平成18年産以降、11年連続でゼロ更新が続いており、穀検では「全体の底上げがあった年」と表現している。

平成28年産水稲は「生育期間を通じておおむね天候に恵まれた」ため、作況指数は全国平均103の「やや良」。つまり「量」は穫れたわけだが、毎年のことながら作柄と食味は関連しない。「必ずしも作柄を直接的には反映しないのが食味ランキング。特に近年は各産地で新品種が続々と育成されており、良食味化が一層進展している。栽培管理努力の賜物だ」(穀検)。例えば「A」以上の獲得銘柄数は、東日本71銘柄(57.7%)に対し西日本52銘柄(42.3%)と、拮抗しかかっている。このあたりを「以前に比べ西日本の追い上げがすごい。これこそが産地の栽培管理努力の賜物」と指摘する。

詳細は本紙をご覧下さい。