全米販(木村良理事長)は21日、会員卸の取引先向けに「平成29年における米穀の価格状況について」と題した文書を公表した。29年産米の価格上昇に理解を求めるものとなっている。

それによると、生産調整で米の需給が引き締まり、米価は3年連続で上昇。29年産米は全国作況指数が「100」であったものの、作付面積の減少で収穫量が約19万t減少したと説明。「流通の太宗を占めるJA及び全農の価格、これら以外の流通価格も昨年に比べ1割方上昇しており、とりわけ業務用については、生産調整のミスマッチにより需要に見合う生産が行われていないことから不足感が強く、銘柄によっては昨年に比し1割方強、仕入れ価格が上昇しているものもある」。

「当組合員は安全性向上に向けた施設整備の充実や人件費、物流費等のコスト増に対する経営の合理化を重ねて参ったところでありますが、精米価格の太宗を占める仕入価格の3年連続の上昇は、“吸収することが困難"であります。皆様への納入価格については、これら諸事情をご理解いただきますようお願い申し上げます」と結んでいる。

〈米麦日報2017年11月24日付より〉