駐日タイ王国大使館、木徳神糧(株)(平山惇社長)、ヤマモリ(株)(三重県桑名市、三林憲忠社長)、(株)池光エンタープライズ(東京都港区、長谷部誠社長)は25日、東京・品川区の同大使館で「タイ料理の夕べ」を共催した。タイ料理とタイ文化の交流を目的に2002年から行われているもので、今年で15回目。

関係者250名の前でバンサーン・ブンナーク駐日全権特命大使は、「皆様はタイの親しい友であり、これまでタイ関連食品をご支援戴いた方々だ。そのおかげで15年前(第1回)と比べてタイ料理は人気を増し、より広く認知されるようになった。特に平山社長・三林社長はこれまで、日本でタイ関連食品のリーダー的役割を果たして戴いている。本当に感謝したい」と挨拶。大使は先月、宮腰光寛内閣総理大臣補佐官と面会した際に「日本に輸入されるタイ米は大変良いもので、日本政府としても信頼できるレベルのもの」と伝えられたエピソードを明かした。

木徳神糧の平山社長は、「実は、タイのジャスミンライスは多くの国に輸出されており、だいたい年140万t程度の数量がある。しかし、日本には非常に少ない数量しか入っておらず、我々が輸入しているタイ米もそのほとんどがMAで輸入している普通の米だ。できれば、ジャスミンライスをさらに国内に普及していきたい。ジャスミンライスはタイ料理だけではなく、中国料理にも非常に合う。(タイの香り米は)中国語で“シャンミー"と呼ばれており、炒飯などにも非常に良く合う」とした。また続けて、「我々は昨年から新潟県庁と『新潟米No.1』を合い言葉に、本格的に新潟米をタイへ輸出している。今年も5月にバンコクで開催される展示会・タイフェックスに新潟コシヒカリなどを紹介する予定。反対にジャスミンライスは日本でどんどん販売を拡大していきたいと考えており、ジャスミンライスと日本の米両方で、日タイの食文化交流に貢献していきたい」と話した。

ヤマモリの三林社長は「1988年にタイ国内で工場を持ち、2000年からはタイ自社工場で製造したタイフードを日本国内で広めてきた。食を通して日本とタイの架け橋となることがヤマモリの想いであり使命だ」と挨拶した。会場ではタイ大使館弦楽合奏団による演奏のほか、「フォーンチョムドゥワン」と呼ばれるタイの伝統舞踊、横浜の「はまっこムエタイジム」所属の奥脇竜哉選手(WMC世界ピン級チャンピオン)によるムエタイ実演などが披露され、来場者はタイ文化を楽しみながら料理に舌鼓を打っていた。

〈米麦日報 2018年4月27日付より〉

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