〈平成30年7月豪雨関連(米麦日報9日調べ)〉米穀関連企業に人的被害無し

米麦日報 2018年7月10日付
▽(株)サタケ(広島・東広島市)=社員の人的被害、会社施設などの物理的被害は無い。社員の通勤が困難なため、9日は臨時休業とした。10日~13日は8時30分~16時15分までの1時間時短勤務とし、それ以降の対応は「状況により判断」する。県内の「豊栄くらす」(豊栄町清武)、「豊栄おむすびくらす」(東広島市西条)は臨時休業、「豊栄ごはんくらす」(広島市西区)は通常通り営業。また、取引先に対し「納期遅延のお詫び」文書を送付。東広島市の工場・物流センターには被害が無かったものの、西日本各地で物流網が寸断されていることから配送に遅延が生じ、「納期のお約束ができない状況」としている。

▽木徳神糧(株)=岡山工場(瀬戸内市)に被害は出ていないが、従業員3名の自宅・実家が床上浸水の被害を受けている。

▽(株)神明=中四国工場(広島県尾道市)も含め、当社関連では人的被害・施設設備被害ともに皆無。

▽全米販=9日14時までに聴き取りしたところ、人的被害・施設設備被害の例は皆無。ただし、広島の(株)オクモト、食協(株)、広島県東部食糧協同組合、(株)糧配で、近隣の道路陥没や冠水などにより、集配送が寸断されているとの報告はあった。

▽ビジョンバイオ(株)(福岡県久留米市、塚脇博夫社長)=「確かに久留米市内は大規模な冠水に見舞われたが、当社は人的にも設備的にも全く被害がない」。

〈米麦日報 2018年7月10日付より〉

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