大阪堂島商品取引所(岡本安明理事長)は8日、大阪・阿波座の同取引所で、「平成31年新春賀詞交歓会」を開催。冒頭挨拶のなかで岡本理事長は、今年8月に4度目の試験上場期限を迎えるコメ先物の「本上場に向かって邁進する所存」と、改めて決意表明した。

岡本理事長は挨拶のなかで、本上場に向けて「ザラバ、秋田こまちと取り組んできた。秋田こまちは出来高が少なく見えるが、実は重量ベースでは新潟コシより出来ている。だがまだこれから。市場の活性化、生産サイドの参加、さらに努力していかなければならない」、「2025年の万博で、大阪を象徴することも先物の発信は大きなロジックたりうる」などとした上で、将来的に「さらなる新商品、海外からの参加、SBIの協力を得た金融からの参加も模索していきたい。そのためには、やはり8月。大前提となる本上場に向かって邁進する所存」と述べた。賀詞交歓会では来賓として、竹本直一氏(自民党商品先物取引推進議員連盟会長、衆)、福井逸人氏(農林水産省食料産業局食品流通課商品取引室長)らが挨拶。このなかで竹本会長は「8月は大阪夏の陣。厳しい闘いに勝ち抜いていく」と、共同歩調の決意表明に至っている。

終了後の囲み取材で岡本理事長は、8月に向けて「秋田こまちは、正直なところ新潟コシより準備が不十分だった。それをもう一度きちっとやるということと、新潟コシの深掘り、これらを合わせてやるのが大前提」と述べた。また現在の相場について「売りたい人にとって安く、買いたい人にとって高い、ちょうど真ん中にいる」とした上で、「何か材料(価格変動要因)があったときに、ドーンといったきりなのが現物。先物もドーンといくが、早く平準化しようとする。そういう意味では今この真ん中の価格にあるというのは道理なのかなと思っている」とも。

〈米麦日報 2019年1月10日付より〉