〈本家不足で「その他」こまち・ひとめ躍進、県産オリジナル銘柄の好調続く〉
(株)KSP-SPがまとめた1月の米売れ筋POSランキングを産地品種別にまとめると表の通り。

主食用米のみ抜き出すと、金額10.62億円(前月比16.6%減)、数量2,707.80t(同16.3%減)と、“減減”に逆戻り。ただしこれは例年通りの現象。縁故米シーズン真っ最中に量販店の米など売れるものか。平均kg単価392円には相変わらずほとんど変動がない。前年同月比でも金額3.7%減、数量2.9%減、kg単価3円安と、もはや巡航速度。

銘柄別でも軒並み「▲」一色だが、増減率で3ケタ増というトンデモ銘柄も散見できる。例えばコシヒカリは全面「▲」だが、滋賀コシの躍進ぶりが凄いのは、西日本の業者が吐き出した結果だろう。単価を大きめに引き下げていることから、一時的な現象とみた。また、あきたこまちも全面「▲」だが、岩手こまち、茨城こまち、岡山こまちが大躍進。こちらは本家・秋田産の不足(価格の釣り合う玉の不足)から来る代替需要だろう。ひとめぼれも同様で、岩手産でも宮城産でもなく、その他「国内産」のみ躍進している。

こういうときは道産米も元気がないが、ここに来て息を吹き返してきたのがB銘柄の雄、青森まっしぐら。栃木なすひかり、埼玉彩のかがやき、千葉ふさおとめ、新潟みずほの輝き、石川ゆめみづほ、福岡元気つくしなど、県産オリジナル銘柄が強いのも最近つづく傾向だ。

〈米麦日報 2019年2月12日付〉