(株)ソディック(横浜市都筑区、古川健一社長)はこのほど、小麦粉やそば粉、米などの粉粒体の原材料を迅速・均一に冷却する「粉体冷却装置」(CHB=Cooling Holding Bin)を開発、8月から発売を開始する。製パン・製麺・製菓業界では一般的に原材料の保管は屋外に設置されたサイロ(鉄製の原材料保管庫)に保管し、外気温の影響を大きく受けるため、猛暑による原材料の高温化は大きな課題となっている。「年間を通して高品質な製品を安定的に生産するために原材料の温度調整・管理が不可欠」とし、同製品の開発に至った。

CHBは必要な分量だけを随時、迅速・均一に冷却し、既存の製造設備と連続した自動運転を可能としている。タッチパネル方式の操作により、温度・運転時間の設定といった現場オペレーションも容易だ。CHBに適した材料は数%以上の水分を有し、隅々に真空条件がいきわたる粉体、および粒状の食品素材で、具体的には小麦粉、そば粉、米粒、そばの実、大豆などを想定している。「材料水分の低下は1.0~1.5%と極めて小さく、室温以下で処理するため、原料性状の変化がなく品質を維持できる」とする。

同社では「同製品の開発・発売を機に、製麺・米飯業界に加え、製菓・製パン業界へ向けても食品機械事業を積極展開する」としている。

〈米麦日報 2019年7月26日付〉