はくばく2019年秋冬新商品発表会「穀物の夜明け」開催、「大麦への思いはどこにも負けない」/長澤社長

はくばく2019年秋冬新商品
(株)はくばく(山梨県中央市、長澤重俊社長)は9月12日、東京・代官山のTENOHA DAIKANYAMAで2019年秋冬新商品発表会「穀物の夜明け」を開いた。冒頭、長澤社長は、「『はくばく』という社名は『白い大麦』という意味。当社は大麦への思いはどこにも負けないと思っている。大麦・雑穀といった穀物を広めることで、皆さんの健康につなげたい。世界中で食文化が豊かになると、肉や乳製品に押されて穀物の消費が減る。日本でも米の消費が落ちているが、穀物の良さを伝えていきたい。今日は穀物の魅力に気づいていただければ」と挨拶した。
はくばく 長澤重俊社長

はくばく 長澤重俊社長

◆もち麦
2019年秋冬のテーマは「脱!乾物」商品戦略、「チャネル別」商品戦略。「脱!乾物」としてはゆでたもち麦をレトルトパックした「かけるだけもち麦」を発売。50g、150円(税別)。においの少ない品種を厳選し、添加物・製造工程の見直すことで、これまでよりもにおい、色(褐変)、食感(べたつき)を改善した。「2食分」と明記して1回の使用量を明確化。1回(25g)とごはん1杯(150g)の食べ方を推奨する。また、サラダやスープの具材としての提案も。
 
加えて、「はじめて食べるもち麦」を発売。150g(25g×6袋)、220円。これは精米と一緒に炊くタイプの商品。炊くという工程は従来品と一緒だが、「小容量・低配合」の提案により、「興味はあるけど手に取るまでいかない」層へのトライアルを進める。
 
「チャネル別」は生協とドラッグストア(DS)に、客層へ合わせた専売商品を用意した。「国産 レンジでもち麦」は生協限定商品。400g、450円。家庭用では初の冷凍タイプ。1食50gを想定し、8回分という商品設計。「週に2回食べてもらうペースで、1月分という量をイメージしている」。
 
DS向けにはフレークタイプの「センイのチカラ」(50g、150円)、ゆでたもち麦をレトルトパックした「手軽にセンイもち麦」(40g×5袋、800円)を発売。「商品の機能性を前面に押し出した」。
 
◆乾麺
もち麦麺シリーズからは「もち麦手もみ風うどん」を発売。180g、250円。同社の独自術により、凸凹のある縮れ麺に仕上げた。スープののりが良く、食感が楽しめる。
 
「そば湯まで美味しい蕎麦シリーズ」からは「柚子」が登場。180g。330円。国産の柚子パウダーを使用した。「健康志向の高まりもあり、蕎麦の需要は伸長している。付加価値として産地とそば粉高配合という要素がフォーカスされているが、ニーズとしては『家で美味しい蕎麦が食べたい』ということ。そこを捉えるべく商品展開をしている」。
 
〈穀物の夜明け〉
後半では栄養士で、料理研究家、キッチンツールマイスターとしても活躍する藤原奈津子さんを進行役に招いて、長澤社長と「穀物の夜明け」をテーマにトークセッションを行った。「私たちは穀物で皆さんに健康になっていただきたいと、本気で思っている。現在、お米の消費は700万t以上あるが、大麦は伸びているとはいえ4万t弱しかない。まだまだ当社は何もしていないようなもの。目指すは皆さんに1日1gの食物繊維を大麦から摂っていただくこと。そうすればかなり生活習慣病の予防にもつながる。1億2,000万人に摂っていただくには、大麦が約40万t必要。当社社員一丸となって、そういう世界を作っていきたい」(長澤社長)。
 
〈米麦日報 2019年9月17日付〉