全米販(木村良理事長)は7月27日、会員卸を対象とした2020年6月時点での「米販売動向調査」結果を明らかにした。

現状判断DI(過去3か月と比較した現在)は前回(3月)から35.6ポイント反落し「24.4」、先行き見通しDI(現在から3か月先)は11.8ポイント反発し「42.8」となった。現状と先行き見通しとの開きは「18.4」。この時期に現状DIが20ポイント台まで下がったのは調査開始以来初のことで、COVID-19(新型コロナウィルス肺炎)の影響が極めて大きい。「主な回答理由」は以下の通り。

〈前年同月と比べた現在の販売量〉
▽中食・外食の業務用は回復傾向が見られるが、元の販売数量には程遠い。
▽産業給食向けは半分程度、観光関係向けは壊滅的な状況であった。
▽玄米販売は、格安な売り物により活発な動きであったり、7月からの全農玉200円アップの為、昨年より増えた。

〈3か月前と比べた現在の動き〉
▽6月中旬ごろから家庭用販売も減少傾向にある。中食・外食用は3月より更に悪くなっている。
▽家庭用は3月の食料品買い溜めがまだ影響しているのと、外出規制で消費者の米の購入先に変化(宅配・ネット等)を感じる。
▽コロナ自粛で打撃を受けた業務用が元に戻りにくい状況が続いている。

〈3か月後の動き〉
▽家庭用以外の販売は低調傾向が続いていくと考えられる。
▽元年産の在庫が予想以上に多く、コロナの影響もあり、先行きは不透明。
▽新型コロナウイルスの第2波が発生した場合、業務用はさらに厳しい状況となり、強い価格下げ要請をうけることになると思われる。
▽9月以降、縁故米・農家直売が増えることで影響を受けることが予想される。
「米販売動向調査」

 
〈米麦日報2020年7月29日付〉