東洋水産(株)(今村将也社長)は11月21日、宮城県仙台市で「スマイル“フード”プロジェクト in 東北2020」決勝大会を開いた。FD(フリーズ・ドライ)スープのレシピコンテスト。優勝には福島県立あさか開成高校・チーム「スマイルA.K.H」の作品「ふくしまプライド。うっっっ米(まい)!たまごスープ」が輝いた。

「食の未来を担う青少年の健全な育成と、地域社会への貢献」を目的に開催しているもので、今回で6回目。東北地区の「食」に興味・関心のある高校生が対象で、今回は過去最高の46校196チームからの応募があった(1チーム3人、前回は32校100チーム)。優勝作品は来年の秋頃に東北地区でマルちゃんブランドのFDスープとして販売される予定。

〈前回開催〉東洋水産「スマイル“フード”プロジェクト in 東北 2019」、優勝は岩手・紫波総合高校チーム“S3”「岩手のじゃじゃ!鶏蛋湯」

例年は東洋水産本社にて決勝大会を開いていたが、今回はCOVID-19(新型コロナウィルス肺炎)の影響で、宮城県仙台市の仙台国際ホテルに会場を変更。審査はプロモーション(レシピを選んだ理由や、地域の特性を生かした食材を選んだ理由など)と実食審査で行う。実食審査は「レシピ通りに作ったスープ」と、「そのスープをFD加工して戻したスープ」の2種で実施。元々のスープとしてのおいしさも、FDへの適性も審査対象となる。

審査員長の真喜屋理恵子常務は、「今年は決勝大会を開けるか最後まで悩んだが、こんな時こそ工夫をして実施しようとなった。募集してもらえるか不安もあったが、過去最高の応募をいただいた。この間、色々と制限があったと思うが、その中で考え、学び、新しい発見があったのではないかと思う。各県の代表としてエネルギーを発揮して、楽しんでもらえたら」とエールを送った。

優勝した福島県立あさか開成高校のチーム「スマイルA.K.H」はプレゼンテーションで、「環境保全活動を行っている猪苗代湖の『水』、地元の『あさか舞』の米粉、福島産の『卵』、『伊達鶏』を使用。そこに郷土料理『いかにんじん』を加えた。米粉を使うことで雑炊ではなく、食べるスープに仕上げた。米粉の利用で食料自給率アップへの貢献も考えている。また、『ふくしまプライド』をメニュー名に入れたかったので、県にお願いしたらロゴマークの使用許可もいただいた。パッケージ案には疫病退散・免疫力アップを願い『赤べこ』をデザインした」等と紹介した。
「スマイル“フード”プロジェクト in 東北2020」決勝大会出場チームの集合写真

「スマイル“フード”プロジェクト in 東北2020」決勝大会出場チームの集合写真

決勝大会の出場チームと作品は以下の通り。
 
◆青森県立弘前実業高校・チーム「モリュ」
「青森 冬の味 たらの親子汁」
 
◆岩手県立大船渡東高校・チーム「3A 野菜班」
「三陸イサダの野菜たっぷりスープ」
 
◆宮城県農業高校・チーム「農業経営者クラブ」
「伊達な宮城じゅうねんスープ」
 
◆準優勝・秋田県立能代松陽高校・チーム「類は友を呼ぶ」
「秋田の冬籠り」
 
◆山形県立庄内農業高等学校・チーム「いも煮研究会」
「トマトみそいも煮」
 
◆優勝・福島県立あさか開成高校・チーム「スマイルA.K.H」
「ふくしまプライド。うっっっ米(まい)!たまごスープ」
 
〈米麦日報2020年11月25日付〉