東洋水産(株)(今村将也社長)は2021年5月下旬から、「マルちゃん 焼そば 週替わりとっておきレシピBook」(カラー、B5判、全30ページ)の配布を開始する。初回2万部を印刷。店頭でのプレゼントキャンペーンなどを小売と企画する。

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配布に向けて共同取材に応じた同社は「焼そばの需要が高まっている中、家庭での毎日の献立作りを応援したい。そして、焼そばをカレーライスのような位置づけのメニューにしていきたい」と意気込みを語った。

東洋水産によると2020年度の生麺市場は2,333億6,100万円(前年度比14.1%増)となった(インテージ社・SCI、2020年4月〜2021年3月)。新型コロナによる巣ごもり需要の発生等で、市場が2桁伸長した。「生麺には本格な麺を手軽に調理できて、野菜も沢山摂れ、経済性も高いという要素がある。家庭で改めて調理していただいたことが、生麺の再評価につながったのではないか」。東洋水産低温食品部では2021年度の市場規模を、特需の反動もあり2,219億2,200万円(前年度比4.9%減)と見込む。一昨年比では8.0%増となる水準。

また、2020年度の焼そばの市場規模は483億5,700万円(前年度比14.7%増)となった。うち、東洋水産のシェアは38.8%(187億6,200万円)で、前年度から1.2ポイント上昇した。焼そば全体では2食タイプ(構成比16.6%)が前年度比21.1%増と伸長し、3食タイプ(構成比61.1%)の伸び率(前年度比11.9%増)よりも大きい。ただ、構成比が大きい3食タイプも2桁増となった。その中、同社の3食タイプのシェアは57.6%と、前年度から0.8ポイント増加した。

2020年度の生麺市場の拡大は、年代別構成比にも変化をもたらしている。生麺のメインユーザーは60代以上で、2019年度の時点では60歳以上のシェアが46.5%を占める。2020年度は若年層でのチルド麺の利用が高まり、59歳以下のシェアが53.5%から55.5%に拡大した。「これまで、若い世代を取り込まなければチルド麺に未来はないと、様々な取り組みを開始していたが、環境の変化で若い世代への普及が一気に進んでいる」。

そこで作成したのが今回の「マルちゃん 焼そば 週替わりとっておきレシピBook」だ。東洋水産が蓄積してきた「マルちゃん焼そば 3人前」のレシピ約120品の中から、季節に合わせた週替わりレシピ52品と、プラス2品の計54品を掲載。
東洋水産「マルちゃん 焼そば 週替わりとっておきレシピBook」調理一例

東洋水産「マルちゃん 焼そば 週替わりとっておきレシピBook」調理一例

 
東洋水産は「紙のレシピBookにはアナログならではの良さがある。電源を入れなくても、パスワードを入力しなくても閲覧しやすく、保管もしやすい。メインユーザーである60代以降にはアナログの紙でこれまでにない食べ方を知っていただき、若年層に向けてはSNSやブランドのWebサイトを利用してコミュニケーションを図っていく。店頭でのキャンペーン展開などとも連動し、今回のレシピBookの配布は、非常に幅広い層へのPRにつなげていきたい」としている。
 
〈米麦日報2021年5月18日付〉