米穀機構が新行事食として提唱している「夏越ごはん(なごしごはん)」。元々は無病息災を願い1年の前半の最終日にあたる6月の晦日に行われる神事「夏越の祓(なごしのはらえ)」に合わせて始まったものだった。

昨今の新型コロナもあり、その取り組みは広がりを見せている。「夏越ごはんの日」に協力する都内の神社は2020年の110社から118社に増加、最高数を更新した。協力神社では夏越ごはんのポスターの掲示やリーフレットを配布、リーフレットにはご神饌として雑穀米を添える。

また自宅で過ごす時間が増えているなか、米穀機構の特設サイトでは夏越ごはんのレシピを掲載。2021年は管理栄養士・柴田真希氏考案の「ガパオ風夏越ごはん」も紹介している。雑穀で食物繊維、赤パプリカやピーマンでビタミンAやビタミンCを摂取できるほか「味付けには腸内環境を活性化し、免疫力アップにもつながる味噌を使用している」とのことだ。

2020年に引き続き、百貨店や食品スーパー、外食企業とも提携し、期間限定で夏越ごはんを提供する。2021年は新たに京都のホテル「京都深川イン」が加わり、6月26日〜7月2日の間、宿泊者への朝食に夏越ごはんを無料提供する。

2019年までは6月30日に赤坂氷川神社で行われる「夏越の大祓(なごしのおおはらえ)」でミニサイズの夏越ごはんを無料配布していたが、2020年は新型コロナの影響で中止、2021年も「感染状況を鑑み、実施しない」としている。

◆米穀機構「夏越ごはん」特設サイト

〈米麦日報2021年6月15日付〉