〈ソフトボール女子・宇津木監督と上野投手が登場「米は金メダルの原動力」〉
福島県は10月28日から、県オリジナル新品種「福、笑い」を県内と首都圏の百貨店・米穀店等で販売開始した。

令和2年産のテスト販売を経て、2021年から本格デビューする。「福、笑い」は「福島米のトップブランド」として、14年の歳月をかけて開発した品種。GAP認証を取得した生産者のみが栽培できるという「国内で唯一」の要件を設け生産数量を限定、「その希少価値で他県産のブランド銘柄と戦っていきたい」とする。

令和2年産は6.6ha作付し、37t収穫したうちの16.8tをテスト販売。3年産は61人の生産者によって25.4ha作付し、130tを収穫した。集荷・販売は8割がJA系統、残りの2割は他集荷業者だという。県によると「2年産のテスト販売時は、小売価格をkg800円(税抜)にするようお願いしていた。小売によって異なるが、ブランド化によって魚沼コシや山形つや姫のように価格が下がらない米を目指していく」とする。

同日には、県内・首都圏でCMの放映も開始した。内容は「福、笑い」のパッケージに描かれたイラストがアニメーションになったもので、田園風景や家族で食卓を囲むシーンなど「懐かしい故郷を感じさせながらも未来へとつながるダイナミックな世界観を表現している」。

デビューを祝し、10月28日に県内と東京で開催されたイベントには、内堀雅雄県知事やJA福島五連・長谷川正市副会長らが出席。内堀知事が「『福、笑い』で全国の食卓に素敵な笑顔をお届けしたい。応援してください!」などと意気込みを語った。

また、特別ゲストにはソフトボール女子日本代表の宇津木麗華ヘッドコーチ、上野由岐子投手が登場。ソフトボール女子日本代表は福島で東京五輪の開幕戦を行い2連勝、金メダルを獲得している。五輪期間中に「福島米を食べていた」というお二人は「お米はパワーの源なので、金メダルの原動力になった」などと福島に対する思いを述べた。
長谷川副会長(左から2番目)、内堀県知事(左から3番目)、宇津木ヘッドコーチ(左から4番目)、上野投手(左から5番目)

左2番目から長谷川副会長、内堀県知事、宇津木ヘッドコーチ、上野投手

 
「福、笑い」の試食タイムでは「1粒1粒が個性的で、私たちのチームのようです」(宇津木コーチ)、「お餅を連想させるような甘い香りがします」(上野投手)とコメント。「福、笑い」が日本一を目指すための秘訣を訊かれると、宇津木コーチは「上野(投手)が食べたら日本一になります(笑)。自信をもって突き進んでください」と笑いを誘った。最後に上野投手は「食べると笑顔になれるお米です。是非皆さんも食べてみてください!」と締めくくった。
 
〈米麦日報2021年11月1日付〉