丸美屋食品工業は10月8日、『期間限定「鬼滅の刃」カレー〈ビーフ中辛〉』(内容量160g、希望税別小売価格160円)を発売する。

人気アニメ「鬼滅の刃(きめつのやいば)」とコラボした「キラキラシール」付き商品で、中身は牛肉・ジャガイモ・ニンジンを具材に使い、ビーフの旨味にスパイスを効かせた味わい。発売前から注目度は高く、当社サイト「食品産業新聞社ニュースWEB」では、商品発表時に掲載した紹介記事に、1カ月以上も絶え間なくアクセスが続いている。

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ところで、丸美屋食品工業公式サイトの商品情報を見ると、他のキャラクターとコラボしたカレーは、「ポケモン カレー〈ポーク&コーン甘口〉」「プリキュア カレー〈ポーク&野菜甘口〉」「仮面ライダーカレー〈ポーク&コーン甘口〉」「ドラえもん カレー〈ポーク&野菜甘口〉」「ミニオンズカレー〈ポーク&コーン甘口〉」と、どれも“甘口”。

一方で、今回の「鬼滅の刃」は“中辛”だ。なぜ、「鬼滅の刃」だけが中辛なのか。そしてこれは異例なことなのか。丸美屋食品工業の広報宣伝室に取材したところ、次のような回答を得た。

「『鬼滅の刃』はファン層が幅広いことから、今回は中辛を選択しました」。

ターゲットを子どもに絞らず、大人を含めて広く食べやすい仕様にするための“中辛”ということだ。実は、現在のラインアップには甘口が揃っているが、丸美屋食品工業の中辛のコラボカレーはそこまで異例というわけではなく、過去にも「ドラゴンボール」や「エヴァンゲリオン」など、幅広いファン層を持つ作品のコラボカレーで中辛を発売していた。

「鬼滅の刃」は「週刊少年ジャンプ」に連載された作品であり、もちろん子どもたちの中にもファンは多いが、昨今、各社が展開する「鬼滅の刃」コラボでヒット商品が続々と誕生している背景には、大人の需要が大きく影響しているものと思われる。

ローソンが6月に発売して大ヒットを記録した「鬼滅の刃」タイアップ食品「炭治郎の漆黒炒飯風おにぎり」「禰豆子の竹パン」の主要購買層は40代男性と30代~40代女性で、両商品を同時購入する人も多かったという。

「家に帰って子どもに食べさせた」という人もそれなりにいるのだろうが、「同時購入」という動きや、SNSに購入報告があふれ返った状況を含めて考えると、やはり主に大人の「鬼滅の刃」ファンが自分のために買ったケースが多いと見るのが妥当だろう。丸美屋食品工業の「『鬼滅の刃』カレー」も、同様の需要を意識した結果の“中辛”なわけだ。

なお、丸美屋食品工業では、『期間限定「鬼滅の刃」カレー〈ビーフ中辛〉』発売と同日の10月8日、『期間限定「鬼滅の刃」ふりかけ〈梅&たまご〉』と『期間限定「鬼滅の刃」ふりかけ〈鮭&たまご〉』を発売する。
丸美屋食品工業『期間限定「鬼滅の刃」ふりかけ』(梅&たまご、鮭&たまご)

丸美屋食品工業『期間限定「鬼滅の刃」ふりかけ』(梅&たまご、鮭&たまご)

 
同社は2019年12月期まで“20期連続増収”という大記録を達成している。2020年はコロナ禍の影響で苦戦する企業も多いが、今回の「鬼滅の刃」3商品は丸美屋食品工業の21期連続増収へ向け、“最後のひと押し”となりそうだ。