キユーピー、外食の楽しさをエンドユーザーに 高まる健康意識への対応も訴求

「ペイザンヌサラダ」イメージ
キユーピーのフードサービス本部は、新商品4品と、リニューアル品9品を2月4日(ヘルスケア商品は4月14日)に投入した。

コロナ禍の需要の変化に対応し、健康ニーズに応えた商品や、人手不足の店舗にとって役立つ商品などを投入し、外食の楽しさをエンドユーザーに感じてもらえるよう取り組む。

新商品は「キユーピー 具沢山フィリング トマトとたまねぎ」(冷蔵)と「スノーマン 具沢山ソース オマール風味 たまねぎとトマト」(冷凍)を投入する。

「キユーピー 具沢山フィリング トマトとたまねぎ」は、彩りや食感をパンなどにプラスできる。独自の配合で生のトマトのような風味を生かしつつ、トマトの味わいを感じられるようにした。10mmにカットした 玉ねぎを加えており、料理に映える具材感を演出できる。パンだけでなく、パスタや揚げ物にかけるなど様々な用途があるという。

「具沢山ソース オマール風味 たまねぎとトマト」は、オマール海老の頭部を炒めて自社製フュメ・ド・ポアソンで丁寧に抽出したオマール抽出液を使用している。具材と一体化したソースをかけるだけでシズル感を加えられる。

また、業務用ドレッシングの「ペイザンヌサラダ ドレッシング」で新容量の500mlを追加する。「ほしえぬ ミックスビーンズ」も容量の異なる商品を追加する。

「ペイザンヌサラダ ドレッシング」は、卵のコクとハーブの香りが特徴のドレッシングで、2020年2月に業務用商品として投入した。しかし、コロナ禍によって想定ほど定着が進まなかったという。シーザーなどに次ぐ新たなドレッシングに育てるべく、今春に家庭用商品を全国で投入し、そこから飲食店やデリカなどでの定着を図る。

キユーピー「ペイザンヌサラダ ドレッシング」500ml

キユーピー「ペイザンヌサラダ ドレッシング」500ml

〈2022年は新ニーズへの対応強化〉
2021年に同社は、コンセプト訴求とメニュー提案を結び付けた展開を強化やプラントベース「HOBOTAMA(ほぼたま)」の展開などを進めた。
 
2022年は、新たな市場ニーズへの対応を進める。高まる「健康」ニーズへの対応や、業態対応力の強化を行うとともに、売上の落ち込む外食市場の回復への貢献も目指す。
 
中でも「ペイザンヌサラダ ドレッシング」は、サラダメニューのマンネリ化に応えるほか、高まる健康意識に応えた商品としても訴求していく。
 
執行役員でフードサービス本部の岩田清司本部長は「『ペイザンヌサラダ ドレッシング』はグループで大きく展開し、シーザーやコブサラダに次ぐ、新たなスタンダートとして定着させたい」と力を込めた。