2017年のハム・ソーセージ生産量は前年比2・9%増の55・4万tに達した。1995年の数字をわずかに超し22年ぶりに過去最高を更新した。日本ハム・ソーセージ工業協同組合が会員企業の生産量を取りまとめたもの。

ハムソー生産量は95年をピークに減少に転じ2007年には48万tまで減少した。その後は、15年こそWHO問題により微減となったものの、調理済食品への需要、食の簡便化が進む中で徐々に回復傾向をたどっていた。

17年は、サラダチキンなどチキン加工品を含む「その他ハム」が9割増(5千t増)の1・2万tとなり、全体を底上げする形となった。サラダチキンは、コンビニでの販売から人気商品となり、各社が参入して数量を伸ばした。

またウインナーソーセージが、輸入ソーセージが減少する中で国内生産に移行するとともに、各社のトップブランドが好調だったことで4・7%増の23・9万tと数量を大きく伸ばした。ベーコンも、コンシューマー用だけではなく、総菜など業務用の需要が好調で4・8%増の9・5万tとなった。

この春はサラダと一緒に利用できるハム・ソーアイテム、機能性表示食品や糖質オフなどの健康訴求商品が出され、さらに市場を拡大することが期待される。ただ、主要メーカーの第3四半期決算をみると、競争激化や人件費の上昇で苦戦するメーカーが多く、利益面での改善が大きな課題となっている。

〈食品産業新聞 2018年3月12日付より〉