「わさビーフ」33年の歴史で初のキャラクター大幅刷新、キングコング西野亮廣氏デザイン「わさぎゅ～」新登場

山芳製菓は9月1日、「ポテトチップス わさビーフ」(55g、標準小売価格税別130円)をリニューアルし、全国のスーパー・コンビニエンスストア等で発売する。これに伴い、1987年の発売以来、先代「わさっち」まで33年間にわたり続いた、白に茶色のブチ模様のホルスタインのような牛のキャラクターが“引退”し、新キャラクターとして、わさびをイメージした緑色の牛のような“わさぎゅ～”が登場する。

新キャラクター“わさぎゅ～”のデザインはお笑いコンビ・キングコング(略称＝キンコン)の西野亮廣氏によるもの。西野氏はTVなどのメディアでお笑い芸人として活動する一方、絵本製作やイベント運営をはじめ、会員制スナックの運営やコンサルティングなど多様なビジネスを展開してきた。同氏が主催するオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」はメンバー6万9千人(2020年8月時点)を有する、国内最大の規模となっている。

今回の「わさビーフ」リニューアルは、山芳製菓と西野亮廣氏、そして西野亮廣エンタメ研究所のメンバー有志の共同開発による取り組み。山芳製菓側から西野氏にリニューアルのサポートをオファーし、西野氏も「わさビーフを良く買っている」ということで快諾。打ち合わせを重ね“どうやったらファンを増やせるか?”を検討する中で、 西野氏から「オンラインサロンメンバーとも共同で開発に取り組んではどうか?」との提案があり、消費者代表としてサロンメンバーとの商品開発会議が実現した。新たな味の方向性について、グループワーク形式の会議で議論を交わしたという。

メインキャラクターを含めたパッケージデザインは西野氏本人が監修し、ユーザーに馴染みのある現行品のデザインベースを踏襲した上で、リボンやロゴを改良し、より店頭で映えるデザインに仕上げた。新キャラクター“わさぎゅ～”は、シンプルな造形で描く、ゆるさ・かわいさ・親しみやすさのあるわさビーフらしいキャラクターを目指したという。「わさビーフ」のリニューアル自体は3年ぶりで、味覚は現行品をベースにわさび感をアップし、わさびのシャープな刺激感を表現、切れの良い後味に仕上げた。