17年の納豆市場は、家計調査によれば、一世帯当たりの支出金額は14年以降増加基調にあり、伸長を続けており、3,900円を突破する見通しとなっている。納豆連によれば、過去最高の支出金額は02年の4,200円だが、当時よりも世帯数が増加している事を考慮すると、過去最高を上回る勢いにあると見方を示した上で、消費者の食志向において、健康、経済的、簡便性の高まりに対して、納豆はマッチしているとの見解を示している。

主要メーカーでは、ミツカングループの17年上期は、調味料メーカーの強みを活かしたフレーバー納豆の「金のつぶ!たれたっぷりたまご醤油たれ」や、「金のつぶパキッ!とたれとろっ豆」などが2ケタ伸長を見せ、好調に推移した。秋には香りの良い焙煎すりごまを使用し、味がしっかりしたタレの「金のつぶサラダをおいしく!ごま醤油たれ」を投入し、サラダ用納豆として訴求している。

タカノフーズは、従来の納豆菌よりも免疫機能性効果が1.5倍高い「すごい納豆S-903納豆」を2月に発売した。たれには森永乳業が保有するシールド乳酸菌を配合している。同社では、マウス実験において「S-903納豆菌」にはインフルエンザ増殖抑制効果が確認され、乳酸菌と併用摂取することで、効果を高めるとしているほか、ノロウィルス感染症状の緩和効果も期待できるとした。

さらに、花粉症患者が10週間摂取した実験では、鼻水や目のかゆみなどの花粉症症状が緩和され、アレルギー抑制効果も期待できるとした。

〈大豆油糧日報2017年12月26日付より〉