〈イリノイは前年並み・アイオワ2%減、コーン作付は15年以降で最も低水準〉
米農務省は3月30日、18年産米国農産物の作付意向調査を発表した。それによれば、大豆の作付意向面積は前年比1%減の8,898万2,000Aで、9,000万Aを超えた17年産から頭打ち傾向がうかがえる。数値が発表された31州のうち15州で前年を下回っており、主要州ではアイオワ2%減、ミネソタ3%減、カンザス、オハイオで5%減となっている。一方で、最も面積の大きいイリノイは前年並みで、ノースダコタも前年並み、インディアナでは3%増となっている。

トウモロコシの作付意向面積は前年比2%減の8,802万6,000Aとなっており、15年以降では最も低水準の作付が予想されている。数値が発表された48州のうち21州で前年を下回っており、最も面積の大きいアイオワは前年並みだが、イリノイ2%減、ネブラスカ3%減と主要生産州での作付減が目立つ。

同省では今冬の米国の天候について、ラニーニャ現象の影響により、南西部と南東部では暖かく乾燥した天候が続いたが、北部プレーンズでは雪が多く、冬の終盤では中西部の南寄りなどで降雨が多かったとしている。他方で、南部やハイプレーンズ南よりでの干ばつは悪化しており、牧草地や冬小麦に悪影響をもたらしたもようだ。

冬の始めには、北部では降雪を伴う平年並みの寒さとなり、夏場の乾燥をいくぶん和らげ、南部でも1月中旬には大雪を伴う厳冬に見舞われたとしている。

2月中旬以降は、西部で土壌水分の供給に望ましい湿潤天候に変わり、3月には南部から中西部の南よりで豪雨があって河川が氾濫し、低地では洪水が発生したとしている。

〈大豆油糧日報 2018年4月2日付より〉