ヒガシマル醤油は9日、淺井昌信会長らが都内で記者会見し、近況と今後の方針などを語った。浅井会長は「17年12月期は売上が0.8%減の185億1,000万円、経常利益は16.3%増の12億4,000万円となった。売上は微減だが、高付加価値商品へのシフトや不採算商品のカット、コストダウンの継続などによって、量より質の堅実経営を進めた結果、利益面はプラスを確保した」と述べた。

前期実績をみると、家庭用の淡口しょうゆはほぼ前年並み、「牡蛎だし醤油」が30%増と伸び、特に東日本が良かった。粉末調味料は前年比プラス、主力の「うどんスープ」は周辺商品(カレーうどんなど)も含めて好調だった。液体調味料はぶっかけつゆ群(ポーション)が30%増、「京風割烹白だし」など淡色調味料も伸びてきた。

今期については「市場の縮小、人手不足、物流費の増加、消費者の防衛意識など経営環境の厳しさは続いており、今12月期の見通しは前年並みと予想している。今まで通りコストダウンに注力するとともに、国内産原料による差別化と高品質化により、消費者の満足感を高めていく。人材育成や働き方改革にも努め、信頼を得られるメーカーになりたい」との方針を示した。

また、岡田信一常務営業本部長が今期のここまでの状況を説明。「上期の売上は2%減。しょうゆについては付加価値の低い事業を見直しており、売上・物量とも厳しいが、利益体質へかなりの成果が出てきた。来期以降は売上・利益とも上がる。液体調味料もやや減。つゆ類が5月、6月に厳しかったが、7月以降は回復してきた。粉体は好調を継続。『ちょっとどんぶり』『ちょっとぞうすい』も好調に推移した」と述べた。

〈大豆油糧日報 2018年7月17日付より〉