日清オイリオ18年秋のプレゼン会(1) 「かけるオイル」生食用途を幅広く提案

オリーブ油「BOSCO(ボスコ)」ブランドで、カゴメのトマト関連商品と共同販促
日清オイリオグループは主要取引先の量販店・卸の部門長・バイヤーを集めて、今年度下期の営業提案や販売方針を説明する、秋のプレゼンテーション会を8月28日、都内のホテルで開いた。

今回は春のプレゼン会に続いて、「One More!(ワンモア)」を共通スローガンに、家庭用商品では、トマトや鍋料理、スイーツなど「鮮度のオイル」生食用途の幅広い提案や、新商品「日清味つけごま香油」の紹介、揚げ物調理の提案を行ったほか、業務用商品では揚げ物や米飯、インストアベーカリーといった各カテゴリーに合わせた売場活性化の提案を、いずれも試食を交えて行った。さらに、オリーブ油セットによる通年ギフトや、ウェルネス関連ではサッカーの長友佑都選手、モデルの長谷川潤さんを起用した、対照的なMCT(中鎖脂肪酸油)の宣伝戦略を紹介した。

〈カゴメ・トマト商品と「BOSCO」オリーブ油を共同販促、通年ギフト提案も〉
家庭用商品の関連ブースでは、オリーブ油「BOSCO(ボスコ)」ブランドの展開として、トマトジュースや「基本のトマトソース」など、カゴメのトマト関連商品との共同販促の取り組みを紹介した。今年5~6月の共同販促では、20%前後の販売拡大の実績を上げており、10月からは「トマトの日(10月10日)」を機に、ホットトマトジュースやトマト鍋といったメニュー提案に加え、レシピサイトや海外調理器具メーカーとのクロス展開も行う。

「鮮度のオイル」を中心とした生食用途の展開では、鍋料理や即席スープ、麺類を中心とした夜食、スイーツなど、幅広いメニューでの試食提案を行った。その中で、「日清かけて香る純正ごま油」は、豚バラとモヤシのみそ鍋に加えて、塩チョコブラウニーパフェといったスイーツとの相性の良さをアピールした。「日清マカダミアナッツオイル」は、ポタージュや冷製ヴィシソワーズといったスープのコク味を高める使い方を提案した。アマニ油は、「日清アマニ油ドレッシング」を中心に提案した。

新商品「日清味つけごま香油」では、ごま油は20~30代の若年層を中心に、ナムル・和え物用途が伸びていることを紹介した上で、「ごま油×醤油」で、エビとアボガドのポキサラダ、「ごま油×塩にんにく」で、牛肉チャプチェ(春雨を炒めた韓国料理)を試食提案し、同商品だけで本格的なごま油メニューを調理できることを訴求した。

揚げ物提案では、「日清ヘルシーオフ」で調理した、甘酒に漬けこんだから揚げ、「日清ドレッシングダイエットうまくち和風」で味付けしたから揚げの2品の試食を通じて、改めて揚げたてのうまさをアピールした。

通年ギフトの提案では、母の日やクリスマス、バレンタイン、敬老の日といった機会に応じたカジュアルギフトが伸長していることを紹介すると共に、洋菓子セットなどおしゃれ感や話題性があって、万人受けする商品が選ばれていることを踏まえ、高級感のあるオリーブ油ギフト「オリバデオイリオ」シリーズの提案に努めた。

オリーブ油ギフト「オリバデオイリオ」シリーズを提案

オリーブ油ギフト「オリバデオイリオ」シリーズを提案

また、従来の中元・歳暮ギフトでは、寸法を横長から正方形に近づけることで配送料を約20%低減できる、2段重ねタイプ商品の紹介も行った。

〈大豆油糧日報 2018年9月3日付より〉