全国豆腐連合会(全豆連)は9月29日・30日、北海道札幌市で「第8回ニッポン豆腐屋サミット」「第4回全国豆腐品評会」を開催した。品評会では、まごとうふ(沖縄県宮古島)の「濃厚おぼろ豆腐」が、最優秀賞・農林水産大臣賞を受賞した。

受賞を受けて、まごとうふの下地直弥代表は、「まさか、このような素晴らしい賞を頂けるとは思っていなかった。これからもおいしい豆腐を作り、また(サミット・品評会参加者の)みなさんに会えるように頑張りたい。沖縄の宮古島から、わざわざ参加してくれてありがとうという声をかけてもらい、歓迎してもらえたこともとても嬉しかった」とコメントした。
まごとうふの下地直弥代表

まごとうふの下地直弥代表

サミットの開催にあたり、あいさつした全豆連の齊藤靖弘代表理事は、「豆腐業界は、食品表示の問題や人手不足対応など、さまざまな課題に直面しているが、希望あふれる業界になるため、業界組織のもと力を結集し、それらに対応していくことが必要ではないか。そうした意味でも、サミットと品評会は重要な意味を持つ」と述べた。続いて、北海道豆腐湯葉商工組合の川面邦治理事長が、「『北海道胆振東部地震』では、交通、ライフラインが絶たれ、甚大な被害が発生した。サミットと品評会の開催も危ぶまれたが、みなさんの支えと協力により、当日を迎えることができた」と謝辞を述べた。

〈出品される豆腐は年々おいしさが向上、とうふ工房ゆうは木綿部門で金賞〉
今回の全国品評会には、出品総数537点(211社)のうち、各地区大会を勝ち抜いた、161点(97社)が出品された。審査員は、研究者や食品産業関係者、JA全農担当者、高校生、豆腐マイスターなど24人で、「味」「食感」「香り」「外観」の項目において、完全目隠しで審査を行い、合計点数の順位に受賞を決定した。

審査員のJA全農麦類農産部大豆・特産課の佐々木琢磨課長は、「出品される豆腐は、年々おいしくなっており、参加するのが楽しみだ。今回は新たに、北海道真狩高校の生徒・先生が審査員として参加し、豆腐の奥行きの深さに驚いていた。平成最後の品評会になるが、今後更なる製造技術の研さんに励んでほしい」と述べた。

受賞商品は次の通り。

△金賞・農林水産大臣賞・寄せ・おぼろ豆腐部門=「濃厚おぼろ豆腐」(まごとうふ、沖縄県)
△金賞・農林水産省食料産業局長賞・絹ごし豆腐部門=「霜里きぬ豆腐」(とうふ工房わたなべ、埼玉県)
△同・木綿豆腐部門=「特選木綿」(とうふ工房ゆう、東京都)
△同・充てん豆腐部門=「はらから 秘伝の絹」(蔵王すずしろ、宮城県)
△銀賞・JA全農賞・絹ごし豆腐部門=「とうふ工房 味華 絹豆腐」(とうふ工房味華、群馬県)△同・木綿豆腐部門=「霜里もめん豆腐」(とうふ工房わたなべ、埼玉県)
△同・寄せ・おぼろ豆腐部門=「茶豆おぼろとうふ」(伊東豆腐店、宮城県)
△同・充てん豆腐部門=「充填絹」(京とうふかわむら、京都府)

△銅賞・全豆賞・絹ごし豆腐部門=「弟が作った絹ごし豆腐」(とうふ工房ゆう、東京都)
△同・木綿豆腐部門=「菜の花とうふ(木綿)」(豊産商事、千葉県)
△同・寄せ・おぼろ豆腐部門=「特選寄せとうふ」(とうふ工房ゆう・東京都)
△同・充てん豆腐部門=「絹香」(上田とうふ、京都府)

△特別賞・アメリカ大豆アンバサダーアワード・木綿豆腐部門=「HANAMIZUKI もめん」(伊丹食品、北海道)

△特別賞・カナダ大豆賞・寄せ・おぼろ豆腐部門=「おぼろとうふ」(網喜代、香川県)

△特別賞・農研機構賞・絹ごし豆腐部門=「最高級極上とうふ」(マスダ宮田とうふ工房、長野県)
△同・木綿豆腐部門=「能登生とうふ」(日月豆腐店、石川県)
△同・寄せ・おぼろ豆腐部門=「特選石臼挽きおぼろ」(豆の力屋いづみ産業、大分県)
△同・充てん豆腐部門=「銭型豆腐」(カンショク、香川県)

〈大豆油糧日報 2018年10月2日付より〉