ミツカングループは19年2月期決算の概要をこのほど発表し、売上高はグループ計で、前年比0.6%増の2,446億円となった。北米、欧州事業が前年を下回ったものの、国内事業の食酢、納豆が過去最高売上高となり、日本・アジア事業が4年連続増収で過去最高売上高を達成したことで、グループ全体では前年を上回った。
ミツカングループ2019年2月期決算

経常利益は13.3%減の130億円だった。将来の成長のための先行投資、北米事業での減収や原料費、労務費、物流費の増加が要因だとする。
 
国内事業の売上高は、同4.0%増の1,187億円となった。家庭用食酢は16.4%増の268億円となり、4年連続で前年を上回り、過去最高となった。食酢の健康機能をテレビCMに加え、ホームページや新聞、ウェブ動画などさまざまな施策を通じて訴求し、需要が活性化した。手軽に飲める食酢飲料、調味酢「カンタン酢」が大きく伸長したことも要因だとする。
 
納豆も7.3%増の251億円と、過去最高となった。主力商品「金のつぶ パキッ!とたれ とろっ豆」が11.5%増、「同 たれたっぷり!たまご醤油たれ」が10.1%増と大きく拡大した。
 
つゆ・鍋つゆは、1.1%減の169億円となった。つゆについては、ここ数年市場の縮小が続いているが、1.1%増と伸長した。主力の「追いがつおつゆ」では、牛乳と合わせ「つゆボナーラ」「つゆポタージュ」といった新しいメニュー提案を実施し、ブランド活性化につなげた。また、料理を本格的に楽しむ層に対して提案した、こだわりブランド「PIN印」から発売した「八方だし」の売上が上乗せとなった。
 
当期の取り組み方針は、納豆については、「金のつぶ パキッ!とたれ とろっ豆」「同 たれたっぷり!たまご醬油たれ」の更なる定着化を図っていく。
 
また、たれ袋とからし袋の開けにくさといった消費者の不満を解決するため、押すだけで出せる添付品袋「押すだけプシュッ!と」を開発し、19年春の新商品「金のつぶ 押すだけプシュッ!と 金の熟成」や、既存商品「金のつぶ 梅風味黒酢たれ」などに導入し、好評だという。同社は、「今後の納豆の需要の伸びに対応できる生産体制をとっている」としている。
 
〈大豆油糧日報 2019年6月11日付〉