リボン食品、秋に向けマーガリン新製品を予定、風味と作業性に優れた製品を強化/2019年度方針

大豆油糧日報 2019年6月17日付
リボン食品は今年、同社ならではの特長のあるユニークな製品を、続々発売する。昨年更新したマーガリン製造機も順調に稼働しており、この設備を生かした製品を、強みの製菓・製パンに向けて開発していく。販路では、外食向けを強化する。

マーガリンの新製品は、7月から発売する予定。強みのコンパウンド製品や、「塩パン用筋入りスライス」のような、風味と作業性の良い独自性ある差別化商品を積極提案する予定だ。

既存の重点商品は、コンパウンドの代表商品である「ネオラティ」シリーズだ。同シリーズは乳等を主要原料とする食品。芳醇な風味と作業性の良さが、ユーザーに支持されている。乳化剤、着色料、香料不使用で、添加物表示は不要。販売は順調に推移している。これら強みのコンパウンド品と、「塩パン用筋入りスライス」といった風味と作業性の良い差別化商品の拡販を図る。外食ルートに向けては、筋入りカット技術を生かしたカット済クッキング用油脂「クッキング用スライス(筋入り)」に力を入れる。

前期(19年5月期)のマーガリンの販売実績は、前年並みの着地を見込む。利益は原料等のコストアップで苦戦した。製品面では、人手不足の中、「塩パン用筋入りスライス」の引き合いが増えている。

〈大豆油糧日報 2019年6月17日付〉