RIKACOさんが“開発部長”に、太田油脂「プレミアムセレクトオイル」えごま・アーモンド・ローストキャノーラ発売

太田油脂・太田社長と“開発部長”のRIKACOさん
〈働く女性を応援〉
太田油脂は11月1日に、「maruta」ブランドの開発部長に就任したタレントのRIKACOさんと共同開発した「プレミアムセレクトオイル えごまオイル」、「プレミアムセレクトオイル アーモンドオイル」、「プレミアムセレクトオイル ローストキャノーラオイル」を新発売する。「カラダもココロもうるおい、アクティブに輝きたいと願う女性」をターゲットにした商品だ。10月24日に都内で開催した新製品発表会には、太田健介社長と“開発部長”のRIKACOさんが登壇した。

太田社長はプレミアム油の市場動向について、「15年にTVや雑誌などで紹介されてオイルブームが起き、えごまなどの付加価値の高いプレミアム油が注目された。食用油は体にいいというポジティブな認識に変わり、健康やダイエットのため積極的に摂っていこうという流れに変わっていった。ココナッツ、えごま、アマニの3種類のプレミアム油の市場規模は14年には90億円で、食用油全体の8%ほどだったが、料理にかけるという新しい需要が拡大し、18年には175億円となり、現在も伸び続けている。プレミアム油はアクティブシニア層にファンが多いが、若い女性も一度使ってみたいという声が高まっているデータもある。潜在的な需要があり、19年は200億円に到達し、食用油全体の13%を占めると予想されている」と述べた。

太田油脂は、約30年前に日本で初めてえごま油を食用化した。「原料から油を搾り、不純物を取り除いて精製し、ボトリングまでの一貫体制を取っているえごま油メーカーは当社のみで、『maruta』の圧搾クリア製法はクセがなく、食べやすいのが特徴」と紹介した。

「maruta」の取り組みについては、「当社の管理栄養士が健康オイルセミナーを行っており、店頭販売やイベント出展で消費者と接点を持ち、生の声を聞いて商品開発に生かしている。今回は働く女性を応援するプレミアム油を企画した。働く女性は約3,000万人いるとされ、毎年50万人ほど増えている。当社のユーザーは60代以上が中心だが、若い女性にも、もっと届けていきたい。今後全ての女性を応援する商品を開発するため、イキイキと輝く女性の代表であるRIKACOさんに開発部長となってもらった。消費者の声を代弁してもらい、開発チームと一緒に取り組んでいく」と意気込みを語った。

〈オシャレな瓶で、“ずっと側に置きたいパートナー”に〉
“RIKACO部長”は、「えごま油はこれまで、年齢層が上の人に支持されていたが、下の世代にも、もっと使いやすく、もっと身近なもの、手放せないものになってもらいたい。瓶をオシャレにし、ずっと側に置きたいと思ってもらえるパートナーのようなコンセプトにした」と説明した。

プレミアムセレクトオイル

「プレミアムセレクトオイル えごまオイル」、「プレミアムセレクトオイル アーモンドオイル 」 、「プレミアムセレクトオイル ローストキャノーラオイル」

「プレミアムセレクトオイル えごまオイル」は、えごま種子をmaruta圧搾クリア製法により、クセがなく食べやすいオイルに仕上げた。現代人に不足しがちな栄養素であるオメガ3を豊富に含む。開発・マーケティング本部の小野紗織氏は、「外食が多い人や、魚を食べる機会が少ない人に摂ってもらいたい。料理の味も邪魔しない」と説明した。
 
「プレミアムセレクトオイル アーモンドオイル」は、アーモンドを直火焙煎し、香り豊かなオイルに仕上げた。若返りのビタミンと呼ばれるビタミンEを豊富に含む。「オメガ9が多く、酸化に強く加熱調理にも使える」と説明。RIKACO氏は「アーモンドは植物性たん白なので、たん白質も摂れると思って使ってほしい」と述べた。
 
「プレミアムセレクトオイル ローストキャノーラオイル」は、Non-GMOの菜種を直火焙煎し、香り豊かな油に仕上げた。後がけにより、料理のコクや風味が手軽にアップすると訴求する。RIKACO部長は、「揚げ物や炒め物に使ってもらいたい。大きな瓶で発売したかったが、同じサイズにそろえた」と説明した。
 
〈大豆油糧日報 2019年10月28日付〉