近年、日本国内でもプロテイン市場は伸び始めているが、プロテインブームは世界的な動きだという。

11月22日に都内で開催された「第2回アミノ酸プライムミックスセミナー」(主催=アミノ酸プライムミックス研究会)では、学識者などが講演。商品開発やマーケティング支援を行うInnova Market Insightsの日本カントリーマネージャー、田中良介氏は、「世界及び日本に見られるプロテインブームの実態」について述べた。

田中氏によれば、世界的に、消費者は健康のためにプロテイン摂取量を増やす傾向にあり、グローバルで、高プロテインをうたった商品点数は、過去5年で2倍以上の規模に拡大している。日本でもプロテイン市場は伸び始めたが、現状ではまだ訴求が少ない。一方、アクティブシニアやフィットネス好きな女性など、アスリート以外の消費者によるプロテイン需要は高まっている。「効率的なプロテインの摂取が求められるニーズが高まっており、アミノ酸が注目されている」ことから、日本でもアミノ酸を含有する食品のニーズが近未来に高まるという。

※プロテイン(たんぱく質)は多数のアミノ酸が結合した高分子化合物。食品などから摂取したプロテインは、体内でアミノ酸に分解されてから吸収される。

立命館大学スポーツ健康科学部の藤田聡教授は、「効率的な筋肉合成のための『運動』とその『素材』」について解説。それによると、「食事の摂取で筋肉の合成が高まるのはたん白質に含まれる必須アミノ酸の効果であり、特にロイシンは筋肉合成のスイッチを入れる。食事から十分なロイシンが摂取できないと運動の効果は低下してしまうため、筋トレとロイシン高配合必須アミノ酸を組み合わせることで筋肉の合成が高まる」という。

セミナー会場ではその他、国際医療福祉大学三田病院放射線診断センターの奥田逸子准教授が、「たるんだ筋肉は修復が可能。筋肉の老化を改善するためには、良質なプロテインと、良質なアミノ酸を摂りながら運動をすることが大事」などと説明。中部大学応用生物学部食品栄養科学科の下村吉治教授は、約20種類のアミノ酸のバランスを目的に応じて調合した素材、アミノ酸プライムミックス「Amino L40」の価値について紹介した。