マルコメ「塩糀に空腹時血糖低下の可能性」、日本農芸化学会で発表

摂取期間中の空腹時血糖変化量の群間比較(マルコメ発表資料)
マルコメの研究グループは、塩糀の血糖上昇抑制に関する研究を、日本農芸化学会2020年度大会で発表した。

同社の研究グループは、これまで健常成人を対象に塩糀が健康に及ぼす影響について、探索的研究を行ってきた結果、血糖値が高めの成人に適量の塩糀を摂取させた場合、空腹時血糖が低下する可能性を見出したという。

今回、この知見を確認するために高めの空腹時血糖(正常高値、境界域)をもつ健常成人47人を対象に、塩糀を1日15g、12週間摂取した際の空腹時血糖への影響について試験を行った。

具体的には、生活習慣の変動が著しい人、高度のインスリン抵抗性を持つ人を除いた30人について解析した結果、空腹時血糖のベースラインからの変化量が「塩糀群」で低下、塩糀と同じ量の米を原料にした発酵していない食品の「疑似塩糀群」で上昇という対照的な変化が示され、塩糀が空腹時血糖を低下させる効果を持つ可能性が確認されたという。

マルコメは、「今回の結果で塩糀が糖尿病予備群とされる成人のリスク軽減に有用な食品であることが示された。今後、当社では米糀や塩糀の情報を発信し、塩糀のさらなる普及に努めていく」としている。

〈研究概要〉
△研究題目=血糖値が高めの成人における塩糀の空腹時血糖低減効果
△摂取試験実施時期=2017年5月~12月
△研究内容=正常高値または境界域に該当する空腹時血糖を持つ健常成人を被験者とする無作為化二重盲検プラセボ対照比較試験、摂取後の空腹時血糖などに関する調査

〈大豆油糧日報2020年3月24日付〉