ミヨシ油脂 新ブランド「botanova」からプラントベースのマーガリン発売

「botanova植物のおいしさバター風味」を使用した菓子
〈動物性原料不使用のラード風味食用油脂も、動物性油脂に近いコク・うま味〉
ミヨシ油脂はこのほど、2020年度新製品として、プラントベースの食品が世界中で注目されていることを受け、同社独自の技術を駆使し、植物性原料のみで動物性油脂の特徴を生かした新ブランド「botanova(ボタノバ)」を展開するほか、健康オイルを使いやすくパウダー化した「ミヨシ亜麻仁油パウダー」など3品を発売する。

「botanova植物のおいしさバター風味」(5kg、ダンボール箱)は、動物性原料を使わずにバターの特徴を生かしたプラントベースのマーガリン。バターに含まれる香りや呈味を徹底的に分析し、同社独自の風味を組み立てる技術を駆使して、バターの良さを取り入れた新しいおいしさを創りだしている。焼菓子やサンドクリーム、カスタードのほか、バンズ、食パン、ブランパン、ホワイトソース、ピラフへの利用がおすすめだという

口どけの瞬間から最後まで、すっきりとしたコクが持続する。また、和の健康食材である糀甘酒などを配合することで、濃厚な口当たりを表現している。練り込み油脂として使用すれば、芳醇な香りと濃厚感のあるコクを付与する。卵や乳製品を使わないパンや菓子でも、しっかりとした風味・濃厚感を付与できる。

花や果実などの植物由来成分のみ使用した香料を使用することで、自然な風味を表現している。スプレッドでも練り込みでも使える作業性の良さも特徴だ。豆乳などの大豆製品の青臭さをマスキングする。ヴィーガン認証取得、RSPO認証油使用。

「botanova植物のおいしさラード風味」(5kg、ダンボール箱)は、動物性原料を配合していない、ラード風味の食用油脂だ。同社独自の技術により、植物性原料のみで、動物性油脂に近いコクやうま味を創りあげた。大豆ミート使用のハンバーグ、餃子・中華まんの餡などの練り込み油脂、チャーハン、野菜炒めなどの炒め用油、ポテトフライ、コロッケなどのフライ油、ラーメンや野菜スープのコク出しとしておすすめだという。

「botanova植物のおいしさラード風味」を使用した麩バーガー

「botanova植物のおいしさラード風味」を使用した麩バーガー

甘みやうま味を香味油に閉じ込め、ラードの香ばしさを再現した。添加するだけで、炒め風味や加熱調理の味を表現できる。
 
野菜や米麹発酵物などさまざまな素材の風味を移した香味油で、深いコクやうま味を表現する。植物性食品でよく使用される大豆製品の青臭さをマスキングする効果がある。ヴィーガン認証取得、RSPO認証油使用。
 
「ミヨシ亜麻仁油パウダー」(6kg=1kgアルミ袋×6、ダンボール箱)は、アマニ油を配合した粉末油脂。製品1g当たりα-リノレン酸(オメガ3脂肪酸)を250mg含有している。すっきりとした風味で、水への溶解性に優れるため、さまざまな用途で使える。保存安定性と耐熱性にも優れている。
 
〈大豆油糧日報2020年9月17日付〉