イオン「ベジティブ」発売、大豆ハンバーグ・豆乳ヨーグルトなど材料を“植物に置き換えた”食品

イオン「大豆からつくったハンバーグ柚子おろしソース」
イオンは10月6日から、肉や魚などの原材料を植物性の原材料に置き換えた、PB(プライベートブランド)の新シリーズ「ベジティブ」を発売する。第1弾として肉を大豆に置き換えたハンバーグ、牛乳を豆乳に置き換えたヨーグルトなど9品をラインアップする。

イオングループ全体で取り組む環境負荷低減のための取り組みで、生産に多大な穀物・水が必要で温室効果ガスの排出量も高い家畜類から、それらが大幅に少ない植物に置き換えていく。和田浩二イオントップバリュ取締役マーケティング本部長によると「体重ケア、ビューティー、食物アレルギーなどのニーズにも対応する」という。

発売するのは、
◆「大豆からつくったハンバーグ柚子おろしソース」(冷凍、240g、本体価格298円)、「大豆からつくったバジル香るコク旨なトマトソース」「大豆からつくった焦がし醤油香る玉ねぎソース(チルド、各180g、298円)
◆生乳を使わないチーズの代用品「豆乳とココナッツオイルからつくったまろやかシュレッド」(チルド、200g、298円)、「豆乳イソフラボン含有豆乳ヨーグルトプレーン」(チルド、400g、178円)、「豆乳からつくったプリン」(チルド、90g、98円)
◆小麦を使っていない「ひよこ豆と玄米からつくったスパゲッティタイプ」(乾麺、240g、298円)
◆生乳の代わりに豆乳と米みそを使ったパスタソース「豆乳からつくったクリームソース」(レトルト、80g、128円)
◆肉の代わりに大豆原料を使ったパスタソース「豆乳からつくったボロネーゼ」(レトルト、80g、128円)

9月30日にオンラインで会見を行った和田本部長は、「(植物置き換え食品は)市場形成がまもない。(イオンは)幅広いカテゴリーを扱っている。どこまで置き換えられるか、各カテゴリーで検討中だ。おいしくないと一時的なものに終わってしまう。価格も大幅に高いと、通常品からスイッチしてもらえない」と話した。

〈大豆油糧日報2020年10月2日付〉