Jオイルミルズがオリーブ100本を植樹「伊豆オリーブみらいプロジェクト」セレモニー開催

「伊豆オリーブみらいプロジェクト」植樹セレモニーの様子
J-オイルミルズはこのほど、2019年10月から参画している東急と伊豆急ホールディングスが推進する「伊豆オリーブみらいプロジェクト」において、同社が運営管理する片瀬圃場(静岡県賀茂郡)でオリーブの栽培を開始することとなった。

10月6日には、J-オイルミルズ、東急、伊豆急HD関係者による記念植樹セレモニーを開催した。また、当日の様子は、同社のコーポレートウェブサイトで動画公開を予定している。

片瀬圃場では、伊豆の気候に適した品種の見極めや、栽培に関する知見の蓄積を目的に、ルッカやコロネイキ、ピクアルなどの品種を中心に、世界各地の多様な品種を計100本植樹し、栽培していくという。

セレモニー当日は、古川光有執行役員油脂事業部長や関係者のあいさつと記念植樹のあと、アメリカ油化学会(AOCS)オリーブオイルパネル認定を受けた、J-オイルミルズ・オリーブオイル官能評価チームの水野勢技世氏により、栽培品種に関する解説も行われた。

古川執行役員は、「今回の取り組みを通して栽培に関する知見を積み重ね、伊豆産オリーブの安定供給や、伊豆オリーブのブランド化など、皆さまのオリーブに対する強い思いに応えられるよう取り組んでいく」とコメントしている。

J-オイルミルズは、今回の取り組みを通じ、これまでに培ってきたオリーブオイルの評価(官能評価・理化学分析)、保管・充填、ミールの活用などに関する高い技術力に加え、原材料であるオリーブの栽培管理の知見を蓄積することで、伊豆産オリーブのブランド化のさらなる推進と、伊豆地域の活性化に寄与していくとしている。

〈大豆油糧日報2020年10月9日付〉