四国化工機グループのさとの雪食品は5月1日から、常温で賞味期間120日間の「ずっとおいしい豆腐」(税込171円)を全国の食品スーパーなどで販売開始する。

国内の量販店で豆腐の常温流通はこれが初めてとなる。常温での販売が可能なため豆腐売場のみならず、冷蔵販売の豆腐では難しかった麻婆豆腐の素などドライ商品、野菜やサラダなどとのクロスMD(クロスマーチャンダイジング・関連販売)の提案が可能となる。

さとの雪食品担当者は、「和日配売場を中心に提案を行っているが、豆腐売場の枠を超えられる商品だ。新たな使い方を提案していきたい」と、同商品の可能性について話す。

また、120日間保存可能なため、日常使いだけではなく、買い置きやローリングストック(災害に備えて普段から多めに購入し消費した分を買い足していく方法)のほか、キャンプやアウトドアでの調理などでも豆腐が楽しめる。お中元や手土産にも適している。
キャンプやアウトドアでも

キャンプやアウトドアでも

商品特徴を生かした販路の広がりが期待できる商品だ。「食品スーパーのほか、ドラックストアや生活雑賀店などにも提案を行いたい」(同社担当者)という。さらに、「リリース以降良い反応が返ってきている。9月1日の『防災の日』を見据えた採用も話もある」とする。
 
「ずっとおいしい豆腐」は、原料は「国産大豆・にがり・水」のみで、四国化工機グループの三事業(機械・包装資材・食品)それぞれが長年培った特殊技術により、おいしさはそのままに常温で長期保存を実現した。
 
無菌充填技術、豆腐の風味を損なう原因の酸素と光をブロックする特殊紙容器を採用し、常温流通のうえで障壁となっていた大豆由来の菌の殺菌条件を導き出し、豆乳の無菌化に成功した。
 
ただ、豆腐は一般的に賞味期間が長くない商品のイメージが持たれている。商品特徴の理解促進に向けては、「地道に活動していきたい。パッケージには常温保存可能であり、原材料は大豆・にがり・水だけであることを記載するなど商品説明を行っている。今後はニュースリリースやメディア露出を通じて、特殊技術で出来た商品であることを伝えていきたい」と話す。
 
〈大豆油糧日報2021年4月22日付〉