マルコメは、Wovn Technologies(東京都港区)が提供するウェブサイト多言語化ソリューション「WOVN.io」を、マルコメのグローバルサイトに導入し、7言語(英語・中国語〈簡体字〉・中国語〈繫体字〉・韓国語・フランス語・ドイツ語・タイ語)での公開を開始し、効果を上げている。2020年12月の多言語公開後、海外からのアクセス数が37%増加したという。特にみその歴史や糀を紹介するページへのアクセスが増加していることから、日本の発酵食品に対する関心の高さが伺えるとしている。

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Wovn Technologiesはウェブサイト多言語化ソリューション「WOVN.io」を提供し、ウェブにおける多言語化の重要性を訴求している。2014年に創業し、「インターネット空間をローカライズする世界的な黒子企業になる」をビジョンに掲げ、インターネット多言語化のためのサービスを提供している。すでに、1万8,000サイト以上の導入実績を持ち、現在は、外国人対応に際し、ウェブサイト多言語化のニーズの高まりを受け、大手企業への導入展開が急速に拡大しているという。

Wovn Technologiesの寺西哲平執行役員によれば、ネットの普及でビジネスにおけるグローバル展開は当たり前のようになってきたが、従来の方法で英語や中国語の専用ページを作成しようとすると膨大な時間と費用がかかるという。
Wovn Technologies 寺西執行役員

Wovn Technologies 寺西執行役員

 
また、寺西氏は、「日本の生産労働人口は、これからさらに減少期に入り、今後少子高齢化を背景に労働力不足となる見込みで、外国人労働者雇用は必須になってくる」とした。
 
一方、グローバルEC市場は現在200兆円に達し、今後も成長すると見込まれているとし、「新型コロナウイルスの影響で世界的にECの利用頻度も高まっている」と指摘した。
 
しかし、「インターネットユーザー数が2019年に40億人を突破するほどの勢いを見せているのに対し、インターネットの利用言語は、英語の25%に対して、日本語はたったの3%に過ぎない。これでは、日本発の製品の認知度を上げ、売り上げを伸ばすことは難しい」と語る。
 
グローバルサイトのサポート言語は年々増加している。マスターカードは34言語から43言語に、アディダスは26言語から32言語に拡大することが計画されているという。
 
Wovn Technologiesの特徴は、実際のウェブページを確認しながら、デザインを意識した翻訳編集を可能とするほか、日本語のページが更新されると各言語ページも自動的に生成され翻訳を容易に実行でき、随時更新される情報を即時に多言語で発信することができることだ。ページ数、言語数、更新頻度が多いサイトでは圧倒的なメンテナンスのしやすさを提供し、言語追加や削除なども容易に行えるとしている。
 
〈大豆油糧日報2021年5月19日付〉