三井食品は6月16日〜17日、展示会「三井食品フードショー2021」をパシフィコ横浜で開催した。マルコメやハナマルキ、神州一味噌は業務用エリアに出展し、メニュー提案を絡めて外食向けの商品を提案した。

マルコメは、「糀甘酒」「フリーズドライ顆粒みそ汁」「大豆のお肉」などを訴求した。同社では、「濃度2倍の『糀甘酒の素』は砂糖の代わりに使うケースもあり、新しいメニューへの起用が相次いでいる。『フリーズドライ顆粒みそ汁』はコロナ禍でテイクアウト需要が伸びていることから引き合いは強い。カップよりもかさばらず、手が汚れないことなどが支持されているようだ。『大豆のお肉』の乾燥タイプは湯戻ししないと使いづらいとする声があるので、簡単に調理できる方法を提案している」とした。

ハナマルキは春夏の新商品で即席の「腸活みそ汁」や「液体塩こうじ」などを紹介した。「コロナ禍で免疫アップのために腸活に取り組む人が多い。店頭でも興味を持って購入していただける商品だと提案している。『液体塩こうじ』は依然として好調に推移している。まだ、使い方が浸透していないところもあるので、根気強く訴求していきたい」とした。

神州一味噌は業務用商品の「板長好み 味噌だれ三昧」「板長好み 煎り酒」を一押し商品としてPRした。「みそだれは、甘味を加えた濃厚なみそに米酢を合わせてさっぱりと仕上げた。牛丼やパスタ、中華などさまざまなレシピに適応できるのが特徴だ。外食でも、メニューのバリエーションを増やすことに貢献してくれるはず」と強調した。「煎り酒」は紀州産梅果汁を100%使用し、かつおと昆布のだしを加えて、まろやかな味わいに仕上げている。「味噌だれ」と同様に、もう一品増やしたい時のサポーターとして役に立つことなどを訴求した。
神州一味噌ブース

神州一味噌ブース

 
〈業界初のチューブ入りみそ、アウトドアショップで販売し、キャンプ用として訴求〉
加賀味噌食品工業は、業界初のチューブ入りみそ「加賀みそチューブなパウチ」シリーズを出品した。このチューブは凸版印刷と共同開発したもので、チューブの使いやすさとパウチの絞り出しやすさを合体させた新機能パッケージとなっている。容量は6食分となっており、カップでは量が多くて使いこなせない海外向けをターゲットにした商品だ。加賀味噌食品工業は、「フランスやジャカルタなどではいい感触で、日本ではアウトドアショップなどでの販売も考えている。キャンプの時に持ち込みやすく、6食分なので使い切ることができるから需要はあると思う」と期待を寄せる。十二割麹みそ、十割麹みそ、豆粒みその3種類をラインアップし、3本をセットにしたお土産用も用意している。

加賀味噌食品工業「お土産用セット(十割麹みそ、豆粒みそ、十二割麹みそ)」

加賀味噌食品工業「お土産用セット(十割麹みそ、豆粒みそ、十二割麹みそ)」

 
岩田醸造では、「だし入り液状みそ」を展示した。「液状みそを使うことで調理時間を早めることができる。調理時間を短縮することで、ローコストオペレーションを提案していく。3タイプ用意しており、赤みそ、白みそのほかに、北海道産原料にこだわったプレミアムをそろえた」とし、おいしさとスピードを兼ね備えた業務用商品であることを訴求した。
 
〈大豆油糧日報2021年6月21日付〉