不二製油は1月14日、油脂製品、油脂加工製品、大豆たん白製品、大豆たん白加工食品の価格改定を、2月14日出荷分から実施すると発表した。

対象製品群と改定幅は次の通り。油脂製品類はkg当たり30円以上、斗缶500円以上、ショートニング類kg当たり50円以上、マーガリン類同40円以上、フィリング類30円以上、ホイップクリーム製品類35円以上、チョコレート製品類45円以上、粉末状大豆たん白製品類50円以上、粒状大豆たん白製品類30円以上、大豆たん白加工食品類50円以上の値上げとなる。

同社は2021年4月と9月に油脂製品と油脂加工製品、また5月に大豆たん白製品の価格改定を実施したが、その後も世界ではコロナ感染拡大による労働力不足から起こる穀物や油脂原料の減産、原油の高騰によるバイオ燃料の需要拡大、海上コンテナ輸送停滞などがコスト上昇の形で影響を及ぼしていると説明する。

大豆相場は、北米地域の乾燥天候による減産により米国産大豆が高値で推移しており、また中国の旺盛な需要が牽引することで高止まりしている。パーム油についてはインド・中国での需要が旺盛であることに加え、バイオ燃料の生産拡大により食糧需要との競合が起こっているとする。エネルギー・包装資材コスト、また円安進行による輸入コストの上昇とあらゆる場面で製品コストの上昇には歯止めが掛からない状況にある。

このような状況に対して、同社ではコストダウンなど経営努力を重ねてきたが、従来の製品価格を維持することが極めて困難だとし、価格改定をせざるを得ないと判断した。

〈大豆油糧日報2022年1月17日付〉