大豆ミートでつくられた畜肉不使用の「ゼロミート」を展開する大塚食品、日本発の代替肉を展開するネクストミーツ、「大豆のお肉」シリーズを展開するマルコメによる3社が「大豆ミートも肉の日デビュー記念イベント」を都内で開催。2月9日に制定されている「肉の日」に向け、大豆ミートの魅力を存分に伝え、第4の肉として盛り上げていくことを目的に、SNSアプリ「SnapDish(スナップディッシュ)」を運営するヴァズ主催のもと行われた。

トークセッションでは、3社が大豆ミートの現状や今後に向けた取り組みなどを報告したほか、「2030年までに代替肉の購入経験者100%」を目指すことを宣言した。
左から、マルコメマーケティング部・多和彩織氏、大塚食品製品部・堀江かほり氏、ネクストミーツ・佐々木英之社長

左から、マルコメマーケティング部・多和彩織氏、大塚食品製品部・堀江かほり氏、ネクストミーツ・佐々木英之社長

大塚食品製品部の堀江かほり氏は、チルドの温度帯で展開している同社の大豆ミートブランド「ゼロミート」を取り上げ、現在ハンバーグ、チーズのような豆乳ソース入りのハンバーグ、ハム、ソーセージの4種類をスーパーの精肉コーナーで販売していることを紹介した。
 
「ハムやソーセージもサラダやサンドウィッチなどに使え、ハンバーグも簡単に調理でき、電子レンジで温めるだけなので、便利に使ってもらえる。ホームページでは、簡単でありながら食卓が華やぐようなアレンジレシピを数多く用意している。当社では家庭用の4品に加え、業務用も展開している。一部のスーパーの総菜売場では、ゼロミートのロコモコ丼などを展開しているほか、外食チェーンでもメニューを販売することで、いろいろな所でこのおいしい大豆ミートを味わってもらって、大豆ミートやプラントベースフードが身近な食の選択肢になってくれればと考えている」とした。
 
ネクストミーツの佐々木英之社長は、「『地球を終わらせない』を理念に代替肉を国民の生活に浸透させていきたい思いで、事業を展開している。焼肉や牛丼のほかに、ツナやミルクといったものまでを植物性食品に置き換えていくことに力を注いでいる。昨年、吉本興業とパートナー契約を結び、料理で有名なロバート馬場さんに監修してもらった商品も展開している。代替肉をエンターテインメントとして取り上げてもらうことで、普段では届かなかった層にも代替肉をアピールすることができている。各地の名産とのコラボも展開しており、都心部でしか食べられないのではなく、地方でも食べてもらえる機会を作っていくことで、代替肉の存在を知ってもらいたい。どこでも買えてどこでも手に入る状況を早く作りたい」と意気込みを述べた。
 
〈環境に優しい、食料問題が気になる人が大幅増加、8割がおいしさに満足〉
マルコメマーケティング部の多和彩織氏は、昨年末に調査した結果を示しながら、大豆ミートの認知率などを紹介した。
 
「昨年末から輸入牛肉の高騰でミートショックが話題となり、全体の半数以上がミートショックをきっかけに大豆ミートに注目したという結果が出ている。大豆ミートを知った人がどのくらい購入されているのかというと、約4割弱となっている。なぜ大豆ミートを手に取ったのか、その理由は、健康に良さそうだからといった意見は当然上位に上がってくるが、環境に優しい、食料問題が気になるからといった人が大幅に増えた。インタビューでは、環境問題に対する意識の変化、生活者の意識の変化が読み取れた」と説明した。
 
また、「食べたことのある人の中で、8割が満足しているという結果だった。おいしさというのは本当に大事で、当社でも大豆臭を少しでも抑えておいしく食べていただけることをこれからも追求していきたい」と述べた。
 
〈大豆油糧日報2022年2月7日付〉